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    【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033) ネタバレあらすじと感想・考察・34話も期待【+最新話も無料で読む方法】

    【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033) 最新話のネタバレあらすじと感想・考察【+無料で読む方法】

    【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033)を読んだので、最新話のネタバレあらすじや感想・考察をまとめてみました。

    ※週刊少年マガジンで掲載中の「化物語/西尾維新」の最新話についてのネタバレです。

    ⇒ 化物語 第34話のネタバレはこちら

    ⇒ 化物語 第32話のネタバレはこちら

     

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    目次

    【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033)のネタバレあらすじ

     

    ウィリアム・ワイマーク・ジェイコブズの古典、「猿の手」に登場する猿の手は、持ち主の願いを叶えてくれるそうです。

    ただし、決して持ち主の意にそぐわぬ形で、という但し書きつきで。

    ホラーや怪異としてはよくできたストーリーだと思いながら、阿良々木は自転車のペダルをこぎます。

    今は神原の自宅を後にして、忍野メメにこの怪異のことを相談するべく移動している最中です。

    並走する神原から、その忍野という人の家は遠いのかと聞かれた彼は、ここからなら暗くなる前に着くと思うと答えました。

    ならばよかったと言う神原は、

    暗くなれば――また、コイツが動き出すと思うのでな

    包帯を巻き直した猿の手を示しながらそう続けます。

    3つの願いを叶えてくれるという猿の手は、インドの霊験あらたかな老行者によって製作されたそうです。

    人間は運命に従って生きるべきで、それに逆らえばひどい災難に遭うと教えるために作られたのだと。

    たとえ話として挙げられたのは、大金が欲しいと願えば、翌日自分以外の家族が全員事故で他界して、多額の保険金が支払われるなどの、救いのない結末ばかりです。

    神原は言いました。

    自分は高校に入学してすぐに、戦場ヶ原の異変に気づいていたと。

    自らの知る戦場ヶ原とは全くの別人になっていたのだから、それも当然のことでした。

    なんとかできると思ったと、問題を取り除けなくても、側にいて心を癒すことぐらいはできると思っていたと、まっすぐに前を向いて走る彼女は、阿良々木にその心情を吐露します。

     

    だが徹底的に拒絶された

     

    阿良々木の脳裏をよぎったのは、自分も味わったことのあるホッチキスでした。

    今も昔も、あなたを友達とも後輩とも思ったことはないと、あなたのような優秀な下級生と仲良くしていれば、自分の株が上がるから、周囲にはそう見せていただけなのだと、戦場ヶ原は告げたそうです。

    酷いことを言うと答えながらも、阿良々木には戦場ヶ原がなにを思ってそうしたのか、わかるような気がしていました。

    傷つけて自分から離れさせるのが目的だったのだろうなと。

    自分の無力さと思い上がりを思い知らされた神原は、誰も側にいて欲しくないという、戦場ヶ原が唯一自分に望んだ願いを叶えるために、距離を置くことにしたのでした。

    神原は自分がなにもしないことで戦場ヶ原が救われ、癒されるというのであれば、あらゆる努力を惜しまなかったと言います。

    その想いの強さを知って、阿良々木も神原が戦場ヶ原を好きだというエネルギーは、もしかすると自分よりも遥かに大きいのかもしれないと、認めざるを得ませんでした。

    しかし阿良々木は追いかけましたが、神原は引いたのです。

    進んだ距離は同じでも、結果は真逆でした。

    妙な後ろめたさを感じる阿良々木に、だから二人が付き合いだしたと聞いた時には、阿良々木には嫉妬して、戦場ヶ原には失望したと神原は言います。

    自分が女だから?

    友達や後輩はお呼びじゃないけど、恋人は欲しかったのかと思ったと。

    照れてなにも答えられない阿良々木に、

     

    恋人だったら――いいのなら。私でもいいはずじゃないか

     

    と神原は唇を尖らせました。

     

    だから猿の手に願ったのだと。

    結果として、猿の手は神原の願いを叶えようとします。

    言い伝えのとおりに、持ち主の意にそぐわぬ形で。

    阿良々木を殺害することで。

    でもこれだけは信じて欲しいと、神原は訴えます。

    私は自分がしたくてもできなかったことを、あっさりとやってのけた阿良々木を、心の底から尊敬しているのだと。

    そして戦場ヶ原を救ってくれてありがとうと、感謝の言葉を述べます。

    その後神原が突然天然ぶりを発揮したせいで、シリアスな雰囲気はお亡くなりになり、阿良々木は大量の汗と鼻水を垂らすことになりましたが、目的地はすぐそこまで近づいていました。

     

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    【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033)の感想・考察・34話の期待

    【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033)の感想・考察・34話の期待

    今回は忍野の家に移動しながら、猿の手の由来など、さらに詳しい事情を聞く話でした。

    ところが内容は真剣極まりないはずなのに、話し手が神原なせいか、どうしてもツッコミどころが生まれてしまい、いまいち真剣になりきれないのはなぜなのかと、非常にモヤモヤしました。

    どうして憧れの先輩にホッチキスを向けられて拒絶されたのに、優秀な下級生と言われたのは嬉しかったと鼻を高くするのでしょう?

    「ポジティブだなッ徹頭徹尾!」

    そうツッコミを入れる阿良々木の気持ちがよくわかります。

    戦場ヶ原を救ったことへの感謝の気持ちを告げた時も、そこで終わっておけばいい話で済むのに、一つ訊きたいことがあるなどと言いだした挙句、戦場ヶ原のどこに惹かれたのかなどと尋ねるのでしょうか?

    あまつさえだいぶ突っ込んだ質問に照れた阿良々木に、どうしてそんなことを訊くのかと問われて、もしもの話だとは仮定しつつも、両手で自分の胸を持ち上げながら、

    「戦場ヶ原先輩のカラダが目当てなら私が代われると思うのだ」

    などという爆弾発言をするのか。

    おかげで色々と台無しになり、阿良々木は汗と鼻水を垂らす羽目になって、わたしは天を仰ぎました。

    忍野はこの状況に収拾をつけることができるのか、34話の動向を見守りたいと思います。

     

     

    【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033)のまとめ

    【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033)のまとめ

    以上、【化物語(バケモノガタリ)】第33話(033)のネタバレあらすじと感想・考察を紹介しました。

    第34話もまた波乱の幕開けな香りがプンプンするので楽しみですね!

     

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