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    ランウェイで笑って|最新話ネタバレから過去話まで一挙紹介!【少年マガジン】

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    ランウェイで笑っての最新話のネタバレあらすじや感想・考察をまとめてみました。

    ※週刊少年マガジンに掲載された「ランウェイで笑って/猪ノ谷言葉」の最新話についてのネタバレです。

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    目次

    ランウェイで笑って|98話 モード のネタバレあらすじ

     

    麻衣にショーの大成功を祝われ、本番も頑張るよう励まされた柳田は、待っていたサリィから、特集を組む予定だという言質を取り、本番の注目度が上がると確信します。

    その後のインタビューで、今回のコンセプトはオールジェンダーだと口にした彼は、そのコンセプトは1着目の服で十分に伝わったので、より掘り下げた話を聞きたいのだと彼女から言われ、軽い驚きに囚われました。

    後始末をしながら、早くデザイン画を描きたいと思っている育人に、今回の仕事ぶりを評価した柳田は、今までにないものを追い求めたモードを作る、練習方法を教えてくれます。

    弓を持った天使の銅像をスケッチして、気になるフォルムが出てきたら、その部分を抽象化して服に落とし込むのだと。

    自らの頭の中だけで生み出せる形には限度があるので、こうやって外から発想のインプットをすると言いかける柳田は、まだ仕事中だというのに、さっそく実行に移そうとする育人を止めました。

    突飛な形がモードだと勘違いするなと言う柳田は、表現したい思想やテーマを強調した形を作ったり、ファッションや芸術の歴史を再解釈して再生産したり、時代聖夜世の空気管に形を与えるなど、必ずなにか意味やイメージを込めろと強調します。

    「それを表現できる優秀なデザイナーなら、客はお前のファンになる。「モード」は世界に代わりがいないから「モード」なんだ」

    そんな珍しい柳田の長広舌に、ご機嫌だねと声をかけてきた人物に育人が誰かと尋ねますが、被っていた帽子を脱ぎサングラス外したのは、千雪の父親である藤戸社長でした。

    柳田がオリヴィアがまだいるので、帽子を取るなと言い、早く帰るように勧めます。

    しかし藤戸社長は、一瞬沈んだ顔をしたものの、育人と話したいから帰らないと笑い、青筋を立てた柳田は、どっか行けと彼を追い払いました。

    銅像をスケッチするために、喜び勇んでその場を離脱した育人は、名実ともに世界一のモデルである、シャルロット・キャリーとすれ違います。

    思わず彼女を追いかけた彼は、ぶつかった藤戸社長からその名前を聞きました。

    ジェイミーに声をかけられて、立ち去ろうとする藤戸社長に、育人は千雪がパリコレに出る方法を思いついたと、呼び止めかけてやめます。

    「あの……! 部屋の紹介とか……! 色々ありがとうございました! 卒業してからも千雪さんと仲良くできて、毎日楽しいです!」

    代わりに口にしたその言葉に、驚いて振り返った藤戸社長はそうかと言い、それじゃあ頑張るよと笑いました。

    その後日本に帰国した育人は、早見にどう接すればいいのかわからず、頭を悩ませます。

    そんな彼に、廊下の壁に寄りかかって待っていた早見が、新品のアプロアイディーテの服が入った紙袋を付けました。

    社員ならこれを着てこいと言う早見は、言いにくそうに小声で謝罪し、恥ずかしくなったのか職場に戻ると告げる彼に、育人は礼を言います。

     

    ランウェイで笑って|98話 モード のネタバレ感想・考察

    今回のカプセルでの貢献を認めた柳田が、育人に初めて直接デザインのことを教えていて、わたしはそうするくらいに認められたのだなと、感慨深い気持ちになりました。

    ファッション界の重鎮と言っていいだろう、オリヴィアから顔を隠さなくてはならないとか、藤戸社長は一体なにをしでかしたのか、とても気になります。

    後は名実ともに世界一のモデルだという、シャルロット・キャリーも登場して、育人だけでなく千雪や心に遠とどう関わってくるのか、今から楽しみだとわたしは思いました。

    日本に帰国した育人に、素直に謝罪できない早見が、社員なら着て来いとアプロの服を押し付けますが、男のツンデレに需要はあるのでしょうか?

    ラインのメンバーとの関係が改善した育人を、次に待ち受けるものはなにか気になる、99話も楽しみに待ちたいと思います。

     

    ランウェイで笑って|97話 いつかきっと のネタバレあらすじ

     

    黒人と白人、そして少し年配のモデルが、同時にステージの上で着替えて見せれば、コンセプトがより伝わるだろうと、育人は柳田に提案して採用されます。

    後で麻衣に感想を言わなくてはならないサリィは、モデルの人種や年齢の幅、ロシア・バロック・アフリカン・ネイティブアメリカンという四つの柄や、光と影を意識したような構成から、コンセプトを理解しようとショーを注視していました。

    全体をとおして理解できればいいだろうと思っていた彼女は、2着目を見た瞬間に理解し、左隣のオリヴィアの口元が、笑みの形に吊り上がります。

    ジェイミーも、アプロが体型や人種の被らない、モデルを12人用意して欲しいと、発注してきた意図を2着目で理解できてしまい、驚きを隠せません。

    (このショーのコンセプトは、「誰でも自由に着れる服」だ)

    作り直すと同僚たちに宣言した時、育人はこの4つの民族柄は、性別にも国にも人種にも思想にもとらわれない象徴なので、境目を作らず1枚で作らなくてはいけなかったのだと説明しました。

    「そんな服を三者三様のモデルが、ランウェイの上で自分たちで着れば、2二着目でもうコンセプトが伝わるはず! だって……”モード”はデザイナーの主張の塊だから」

    過去ファッションは、客観的に見た「らしい」服を着ることを強要されてきたが、現代は性差をなくす取り組みが活発になり、男女の社会的な境目が薄くなってきていると、麻衣は思います。

    その結果今ファッション界の中心にいるのは”ユニセックス”だが、ならばその先、その未来はどうなるのか。

    そこに今回柳田は踏み込んだのだと。

    性差の次は国・人種・宗教・思想・年齢・体型・LGBT。

    すべての人間が好きに着たいものを着ることができる、そんな時代だと。

    「オールジェンダー」

    呟いたオリヴィアが、サリィの反対側にいる麻衣に、このショーは貴女の入れ知恵かと問いますが、彼女はすべて担当デザイナーが考えたものだと否定しました。

    その答えを聞いたオリヴィアは、

    「サリィ、特集組みなさい。次のトレンドが見つかった」

    と隣に座る部下に命じます。

    ショーの終了を見届けた麻衣は拍手しながら、芸華祭で当時は出始めだった”ユニセックス”を取り入れた育人を、少し面白いとは思っていたものの、まさか本当に未来を察する素質があるとは思わなかったと、まるで今回のコンセプトを予知するような、彼の提出したデザイン画を思い出していました。

    その育人は、柳田が生み出した新しい価値観が、太っていたり年配だったりといった、色々なモデルをこの場所に呼んだことを理解して、そういうことかと胸が一杯になるのを感じます。

    現在の価値観の中で服を作り続けるから、背の高いモデルを使うしかないのだと。

    (なら俺が新しい価値観で、服を生み出し続けられるデザイナーになれれば、世界の流行に影響を与えるようなデザイナーになれれば、千雪さんが、ランウェイで受け入れられる時代にできるかもしれない)

     

    ランウェイで笑って|97話 いつかきっと のネタバレ感想・考察

    4枚の布でつなぎ合わせていたフォルムを1枚の布にして3着作り、三者三様のモデルにランウェイの上で着させれば、コンセプトがより伝わると思うので、絶対に間に合わせるから直してもいいかという、育人の提案を受け入れた柳田の英断が、今回ショーの成功につながったように私には思えます。

    それは結果として開催前に三国が言っていた、オセロットで特集を組まれるという、成功条件を満たすことにもつながりました。

    美依が描かせてくれた育人のデザイン画を、麻衣が評価した理由は、まるでこれから流行るであろうオールジェンダーを、予知していたような服だったからなのだと知って、わたしはさすが主人公だと感心します。

    パタンナーとして認められる実力があり、デザイナーの才能の片鱗さえ見せた育人は、予定どおりアプロでデザイナーになれるのか気になる、98話も気になって仕方がありません。

    ランウェイで笑って|96話 ニューヨーク のネタバレあらすじ

     

    柳田や育人、三国だけでなく、ニューヨークには麻衣もきており、関係者と挨拶していました。

    そんな彼女に、モデル事務所のエージェント、ジェイミー・コースが、トップの麻衣がくるなんて不吉で嫌だと、ドリンクを片手に声をかけてきます。

    顔を出さなければ怒るくせにと冗談めかして答える麻衣に、ジェイミーはあんな無茶な注文をきけるのは、うちくらいなのだから当然だと平然と答えました。

    ふとジェイミーが、今日は彼女もくると告げると、世界一のモデルがと、麻衣はポーズでなく驚きます。

    また一緒に仕事したいものだと言う彼女に、日本進出が決まったからすぐだと答えるジェイミーは、色々と荒らすから楽しみにしているようにと、不敵な笑みを浮かべました。

    自分も話したいという誘いを笑顔でかわしながら、次に麻衣が向かったのは、ファッション誌Ocelotの副編集長、サリィ・エマニュエルがいる場所。

    今日はどうしても編集長がこれなくて、自分などでは代わりにならないと思うがと謝罪する彼女に、麻衣はNo.2がそんなに謙遜するものではないと宥めます。

    そんな二人を三国と眺めていた育人は、彼女の眠いという発言に、無理をさせてしまってすみませんと詫びました。

    三国はサリィと同じ服を着た男性を指差し、ジェンダーレス流行の表れだと解説し、結果が出ればそれでいいという、育人の読みは正しいと言います。

    結果とは売れることかと尋ねる彼に、彼女はカプセルコレクションで売り切るのは、最低条件だと否定しました。

    三国が言葉を続けようとしたタイミングで会場の扉が開き、そこから入ってきた人物を見て、関係者達は驚きに目を見開きます。

    すごい人がきたと言う、三国の呟きにそちらに視線を向けた育人が見たのは、パリファッションウィークの正式出展ブランドを審査する、数少ないフェデレーションメンバーの姿。

    オセロット初代編集長で、現・出版元である、オーシー・パブリケーションズ会長のオリヴィア・キャリーでした。

    彼女の進行方向に立ち、頭を下げて挨拶する麻衣の肩に、軽く手を置いた彼女は無言ですれ違います。

    「会長がいるなら載る……かもしれない。載ったら各国のバイヤーも、インフルエンサーもほっとかない。たぶんこのショーにおける最大の成功は、オセロットに特集を組まれることよ」

    そう三国は言いました。

    そのころアプロでは、カルロスにショーの中継は見ないのかと問われ、早見は仕事があるからと断ります。

    しかしデザイン室のモニターで見るという、皆が立ち去った後で彼は、ポケットからスマホを取り出して、作業机に立てかけて中継を流し始めました。

    スタッフが慌ただしく動き回る中、少し見ていいかと麻衣が声をかけたのは、育人が担当した服。

    時間がないので手短にして欲しいと、柳田の許可を得た彼女は、いいフォルムだと褒め、作ったのは誰かと尋ねます。

    「都村育人です」

    「なるほど……ね」

    その返事を聞いた麻衣の口元が、笑みを形作りました。

    アプロのデザイン室では、特別手が速いわけじゃない育人が、後半ほとんど眠らずに間に合わせてきたのはすごいと、田中と板倉が話します。

    「ちょっと驚いたよね。同じ服を3着作りたいって」

    最後まで難航した服が3着並び、その服の横に立つモデルの姿に、サリィが呟きました。

    「モデルが……3人!?」

     

    ランウェイで笑って|96話 ニューヨーク のネタバレ感想・考察

    真っ先に麻衣と話していたジェイミーが、近々日本に世界一のモデルが進出して、色々と荒らすから楽しみにしているようにと不吉な発言をしていて、モデルと言えば千雪を思い出してしまうわたしは、彼女は大丈夫かと気になります。

    あと会場に現れた、ファッション界の大物らしいオリヴィアと、麻衣になんらかの因縁がありそうなようすを見て、わたしは彼女と麻衣の因縁が原因で、オセロットの特集がなくなりはしないかと心配になりました。

    それと同僚と一緒に中継を見ることを拒んだ早見が、こっそり自分のスマホで中継を見ようとしていたのには、素直に一緒に見ればいいのに子供だろうかと、若干呆れます。

    育人の作った服に興味を示す麻衣の姿に、わたしは以前東との会話で出た、優秀ならデザイナーに上げてもいいかもしれない、という話を思い出しました。

    柳田と育人の生み出した服は、ニューヨークで認められるのか、気になる97話からも目が離せません。

    ランウェイで笑って|95話 ジグソーパズル のネタバレあらすじ

     

    最後の服に苦戦する育人は、偶然トイレで隣になった田中との会話で、彼が自分に似ていると思います。

    育人の悩みを聞かされた田中が、自分にはわからないけど、思い出してみればいいのではないかと言いました。

    「柳田チーフのところで働いてたなら、あったでしょ? 普通じゃない服」

    東コレで直した千雪の服は、元々は攻めたフォルムだったことを思い出した育人は、まるで中世のドレスみたいだったと言いかけて、中世のドレスには、スカートの下に骨組みがあったことを思い出します。

    (”着ること”に囚われるな)

    布だけで作る必要はないことに気付いた彼は、針金を使って服を完成させて見せました。

    その服に驚愕の視線を向ける早見の頬を、一筋の汗が伝います。

    脱ぎ着が1人ではできないと、問題点をあげる育人に、コレクションでは良くあると板倉が言いました。

    「頑張ったね! すごくいいコレクションピースだよ!」

    協力してくれた3人に笑顔を向けられた彼の表情も、ようやく緩みます。

    しかし育人は、確かに形は綺麗に作れたが、なにかが違う気がするという違和感を、消すことができませんでした。

    そこで三国から聞いた、90年代初頭に流行った服の話を思い出した彼は、足りなかったジグソーパズルの、最後のピースが埋まるのを感じます。

    「あ……そういうことか」

    翌日職場で、板倉に今なんて言ったのかと聞き返され、育人は言いました。

    まず4枚の布で作っているこの形を、1枚の布で作ると。

    「そんなの無理だよ!! 折り紙じゃないんだから!! それにそれって、ほぼ1から作り直しってことじゃん!!」

    板倉の反対にも、柳田のコンセプトを考えるなら、絶対にこっちの方がいいと、育人は引き下がりません。

    それから1人でも脱ぎ着できる服にするなど、やりたいことを伝え終えた彼は、3人に頭を下げて、もう一度協力を求めます。

    作り方までは育人が準備しろと言う板倉と、1日あればいいと言う三国。

    「それならあとは私たちが間に合わせてあげる」

    板倉の言葉に、絶対に間に合わせると、彼は宣言しました。

    カプセルコレクション当日。

    職場で力尽きたように眠る田中と板倉を残し、三国と育人は飛行機に乗ってニューヨークに向かいます。

     

    ランウェイで笑って|95話 ジグソーパズル のネタバレ感想・考察

    生地そのものを堅くして、力技でシワができないようにした服がへこんでしまい、モデルが怪我をして血を流すシーンに、自分が怪我をしたわけでもないのに、わたしは顔をしかめてしまいます。

    便器が2つしかない男子便所で隣になった田中から、コスプレが好きだという意外な話を聞いた育人は、だいぶ可愛くなりそうだし都村もやるかと誘われますが、最近板倉に可愛いがられているのでいいと断りました。

    田中も納得の板倉の変わりようには、思わず苦笑が漏れます。

    田中との話で得たヒントを元に、針金を使った服になぜ早見が驚いていたのかは、わたしにはよくわかりませんでした。

    しかし最後の土壇場キャンセルならぬ土壇場修正には、もう少し余裕をもって進行できないものかと、わたしは呆れます。

    いつもギリギリだなと。

    ニューヨークでその苦労が報われるのか気になる、96話も楽しみに待ちたいと思います。

     

     

    ランウェイで笑って|94話 パパラッチ のネタバレあらすじ

     

    カフェで友人と話す板倉は、自分が初対面で積極的にコミュニケーションをとりにいった時に、

    「キャンキャンうるせぇな」

    と柳田に言われたことをいまだに根に持っていて、アイツはパタンナーなど眼中にないのだと愚痴ります。

    友人から制作部門に新しいゴシップはないのかと問われた彼女は、あるあると言い、極悪非道な柳田一が、コネで連れてきた腹心がいるのだと答えました。

    現在そんな板倉の前では、育人が三国から90年代初頭に流行った、ユニセックスな服の説明を受けており、さらにそこに通りかかった田中までが、三国の命令でカプセルに協力することを承諾します。

    作りかけの服を見ながら、この平面的なデザインだとシワの処理が大変だと言う田中に、育人がどうしても継ぎ目にシワが寄ってしまうと言うと、本当に大変なのは実際に着せて歩かせた時で、アプロには常駐モデルがいるから確認しろとアドバイスしました。

    再び友人と会った板倉は、三国が懐柔されてしまった今、自分の役割の重要性が増していると主張します。

    裏アカで浮気がバレると友人から聞いた彼女は、育人の名前をネットで検索しますが、出てきたのは高校生向けのコンペの情報だけでした。

    デザイナー志望ならパタンナーは研修なのかと言う田中に頷き、下手な育人があらゆる手を使って評価を上げようとするのを、自分がスクープするのだと板倉は叫びます。

    板倉が手伝った部分を、自分がやったかのように報告したら黒だと、手伝いを申し出た彼女に、三国が堅い生地を”いせる”ように指示しました。

    柳田に見せてこいと服を返した板倉は、礼を言って去る育人を見送りながら思います。

    ”いせる”という技術は、内側の布をあえて短くして無理矢理伸ばして縫い合わせることで、張力で内側が丸まって体に吸い付き、外側は布が余る分ふわっと仕上がって、堅めの生地とは思えない軽やかさと、ふわっとした印象を持たせるには必須の技術だと。

    通路の影から育人が柳田と話すのを盗み見ながら、彼女は思います。

    (さあ! 津村育人本性を出せ! 私がやったってことを隠して報告しなさい!!)

    しかしそんな考えも、

    「これ作ったの板倉だろ」

    と柳田が言うまででした。

    アイツ堅い生地の扱いは、カルロス並みに上手いからなと言われた板倉は目を見開き、柳田は偉そうで失礼で自己中で、自分たちのことなど、なにも見ていないと思っていたのにと驚きます。

    予想外の展開に混乱しながら職場に戻った板倉は、育人に柳田から微調整の指示があったと言われますが、謝罪して今日は帰ると答えました。

    翌日育人が自分の手伝った服を直しているのを見た彼女は、

    「いせ……てる」

    板倉の服を見ながら勉強したと言う育人が、しっかりと服をいせていることに気付き、呆然とします。

    柳田はギャップでわけがわからないし、育人も若くて下手でコネだと思っていたが、実力があるのならコネでもなんでもよくはないかと思えた彼女は、今まで自分がしてきたことへの罪悪感から、泣いて謝罪しながら育人に抱き着きました。

    後日もっとも難しい服をモデルに着せて歩いてもらい、思いどおりにならないことに悩みながら育人は思います。

    (この服が最後。出来上がれば、柳田さんのカプセルコレクションが完成する)

     

    ランウェイで笑って|94話 パパラッチ のネタバレ感想・考察

    前回思わせぶりな板倉の発言もあり、きっと板倉がメインの話だろうと思っていましたが、予想を裏切らず板倉の話でした。

    しかし板倉が柳田に不満を持っている理由が、初対面の時に積極的にコミュニケーションをとりにいったのに、キャンキャンうるさいと言われたのが原因だと知った時には、わたしはうわあと思います。

    柳田らしいと言えば柳田らしいのかもしれませんが、それが原因で部下の反感を買って苦労していれば世話はないだろうと。

    だいぶ自業自得な気がするのはわたしだけでしょうか?

    色々とあったものの、なんとか板倉も二人を見直したようでなによりでした。

    次回なんらかの悪戦苦闘の末に服が完成するのか、それともいつの間にか完成させていて、カプセルコレクションが始まるのか、気になる95話にも期待したいと思います。

     

     

    ランウェイで笑って|93話 ちょっかい のネタバレあらすじ

     

    通路を歩きながら柳田から受け取ったデザイン画を眺め、これからやるべきことを考える育人。

    本当は麻衣の許可を得ていることを伝えて、生地が堅そうな服は、板倉という女性社員に。

    次の服は生地選びが難しそうに思えたため、三国という女性社員か早見にと口に出しながら、胸倉を掴まれたことを思い出した彼は、自分が全部作った方が認められるだろうかと呟きます。

    職場に戻った育人が確認したところ、室内には三国と板倉、そしてカルロスの三名がいて、田中という男性社員と早見が不在でした。

    デザイン画をカルロスに見せて、誰に任せるべきか相談に乗ってもらった彼は、もっとも難易度の高そうな服は、早見にはまだ早いと言われます。

    普通ではない形状の服だからこそ、一番服らしく仕上げなければならないが、当然普通ではないアプローチが必要になるし、ただ形作ったところで、単に奇抜なだけでは評価されないと。

    「”服に意思を吹き込む”のが一流のパタンナーよ」

    横からデザインを覗き込んだ板倉は、それは自分にも作れないし、1人で作れるのはカルロスか三国くらいではないかと言いました。

    煮詰まる育人を尻目に、食事してくると誰にともなく告げた三国は、美依に声をかけられて、育人を手伝ってやって欲しいと頼まれます。

    別に手伝うのはいいが、そういう発言をするからコネと言われるのではないかと、冷たく告げた三国は、社外の公園で地面にしゃがみこみ、ぶつぶつと独り言を言っている育人を発見しました。

    色々な材質を使った白と黒の生地に、実際に太陽光が当たったようすを確認している育人は、集中しているのか目の前に立つ三国に気づきません。

    集中している時はまわりに気づかないよねーと、自分もそうだからか共感を覚える彼女は、美依に頼まれたことを思い出しながら、ちょっかいを出しても10秒間気づかなかったら、手伝おうと決めます。

    周囲をくるくると回っても、隣にしゃがみこんでも気づかない育人を見て笑みを浮かべた三国は、カウントが終わると同時に立ち上がり、

    「ぜーろー」

    と体を伸ばしながら呟いて、その場を後にしました。

    デザイン画を前に使う生地に頭を悩ませる育人は、突然現れた三国から、どれが一番難しいかと尋ねられて戸惑います。

    彼が答えないので、自分の目でデザインを確認した彼女は、一番難しい服のデザイン画を手にとり、自分がやると告げて背を向けました。

    でもと引き留めようとする育人に、三国は1つでも完成させれば十分戦力だから、気負わなくていいとアドバイスします。

    困惑しながらも礼を言った彼はハッと我に返り、一番難しい服だけは自分にやらせて欲しいと頼みますが、すでに集中している彼女の耳には届きません。

    そんな二人のようすを見ながら、板倉が面白くなさそうに呟きました。

    「なによ……三国さんまで仲良くしちゃって……」

     

    ランウェイで笑って|93話 ちょっかい のネタバレ感想・考察

    わたしの記憶が確かなら、柳田のラインにいる社員たちの名前と顔が一致したのは、今回が初めてだと思います。

    噂話が好きそうな、よく早見と話している黒髪の女性社員が板倉で、ただ1人柳田への不満を口にせず、仕事を続けていた女性社員が三国。

    そして自分の感情をあまり交えずに話す、男性社員が田中という名前らしいです。

    普通はもっと早い段階で紹介されると思うのですが、今の今までノータッチなところが、このマンガらしさなのかもしれません。

    今回は仕事以外のことにはあまり興味のなさそうな、三国にスポットライトが当たったお話でした。

    中立っぽく見える三国は、柳田や育人の敵には見えませんが、別に味方というわけでもなさそうです。

    そんな三国が偶然でも協力してくれる気になったのは、集中するとまわりが見えなくなる育人に、共感を覚えたからかもしれません。

    この流れでいくなら、次は板倉が関わってきそうで気になる、94話も期待したいと思います。

     

     

    ランウェイで笑って|92話 カプセルコレクション のネタバレあらすじ

     

    3月から8月の間に開催し、完売を目的としているために、小規模で良いカプセルコレクションなら、伝手をたどれば形になるのでやりたいと、麻衣に直談判する東。

    しかし彼女から、すでに柳田に許可を出してしまったし、2ラインでカプセルはややこしいので嫌だと却下されてしまい、ショックを受けました。

    同じころ、柳田は自分のラインの社員たちに、本番前にこのラインの新体制を周知させるため、ニューヨークで開催することを伝えます。

    いくら手配が整っていたところで、1か月で服を準備するのは不可能だと早見が食って掛かりますが、柳田はもう何着かは作らせていると答え、もしかして自分が作っていた服もと、早見が言葉を途切れさせました。

    カルロスがそういうことはまず自分に相談しろと、叫びながら抱き着こうとするのを回避する柳田に、本番に出す38着中17着しか完成しておらず、準備期間が残り半分の現状では、間に合うかどうかはギリギリだと男性社員が冷静に報告。

    しかし完成している17着中、何着かがカプセル用なのだとすれば、物理的に間に合わないだろうと指摘します。

    その言葉を肯定し、さすがに勝手が過ぎると表情を険しくするカルロスは、とはいえ自分たちは”アプロ”のパタンナーなので、麻衣の許可があるのなら話は別だが、あるのかと問いました。

    柳田はなぜかそんなものはないと嘘をつき、真に受けた社員たちは眉をひそめます。

    反抗的な早見は言うに及ばず、カルロスでさえそれなら協力できないと言いますが、柳田は本番に集中させるために、カルロスは最初から頭数に入れていないと答えました。

    指示を出すので他の奴は廊下に来いと命じる柳田に、従ったのは育人1人だけ。

    泣いてないと訴える美依も、自分の仕事をしていろと追い返されてしまいました。

    育人が本当に麻衣の許可をとっていないのか確認すると、柳田はそんなわけねぇだろと即答。

    だったらなんで正直に答えなかったのかと問う彼に、うるせぇ気分だと、柳田は子供のような答えを返した後、先ほど早見に掴みかかった時の、育人の発言を真似して見せます。

    色々と違うと突っ込む彼を無視して、柳田は言いました。

    「なに俺に媚びてんだお前。お前がなりてぇのはデザイナーだろ」

    地に足をつけろと言ったのはそっちだろうと内心で呆れる育人に、次の仕事だとカプセルのデザインを渡した柳田は、どうやって作るのかもわからないような、奇抜なデザインに戸惑う彼に向かって、お前は芸華祭でなんと言われたと尋ねます。

    比較的凡庸でアイデアに欠け、リアルクローズに寄りすぎたと指摘されたことを思い出す育人に、面白いファッションショーを見せてやると告げた柳田は、背を向けて歩み去りました。

    そのころ麻衣の執務室では、美依のラインをカプセルに変更できなければ、彼女のデザインを肩代わりし続けるのは無理だと訴える東の言葉に、麻衣が理解を示します。

    美依1人にブランドを任せられない以上、彼女の父親には事情を説明して、ラインを潰すしかないと結論付けかける麻衣でしたが、美依に嫌われたり話せなくなるのは嫌だと、日和った東が別のデザイナーで代替えようと提案。

    しかし今のデザイナーは上っ面ばかりで、未来を読めない子ばかりだから嫌だと突っぱねられてしまい、その気持ちが良くわかる東は、思わず頷いてしまいます。

    ため息をつきながら、腰痛いけど自分でやるしかないかと呟く東に、パラパラとデザイン画を眺めていた麻衣が目を見開き、売れそうだし未来を感じると評価したのは、入社記念に育人が書いたデザイン画。

    規定通りなら、新入社員は2年以上のパタンナー実務をこなしてからでなければ、他の部署に移れないと東が指摘しますが、麻衣は言いました。

    「……もし彼が、並のパタンナーより実力があるのなら、デザイナーに上げてもいいかもしれない」

     

    ランウェイで笑って|92話 カプセルコレクション のネタバレ感想・考察

    自分の実力を認めさせるために、カプセルコレクションを開くと宣言する柳田でしたが、そのせいで美依の分までデザインさせられて大変な東が、カプセルを開けなくなってしまったことを知り、わたしは可哀想だと思いました。

    ところが腰痛持ちの東が、これ以上美依のデザインの肩代わりは無理だと泣きついたことで、麻衣が彼女のラインを潰すことまで考慮し始めて、そうなったら美依とお喋りできなくなると、途端に日和よった東がやっぱりやろうかなとか、嘘です無理ですとコロコロ発言を変えていて面白かったです。

    代わりになるデザイナーがいないのが一番の問題という話でしたが、そこで入社記念だと美依が育人に描かせたデザイン画が、麻衣の目に留まるシーンに、わたしは一人で盛り上がってしまいました。

    カプセルコレクションの結果次第では、デザイナーに昇格できるかもしれないことになった育人。

    しかしそう簡単にいくとは思えない93話も、楽しみに待ちたいと思います。

     

    ランウェイで笑ってのネタバレまとめ

    ランウェイで笑ってのネタバレあらすじと感想・考察を紹介しました。

    今後の展開も楽しみにしたいですね。

     

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