【食戟のソーマ】第289話 俺はお前になりたいのネタバレあらすじ
ランタービから合格の判定を受けた創真でしたが、当然それで納得するはずもありません。
彼女に自分の評価額は何ドルなのかと、しつこく問いただします。
うめき声を上げながら財布を確認したランタービでしたが、高額判定を連発したせいで、手持ちのお金を全てかき集めても、ぎりぎり100ドルくらいしかありませんでした。
それを創真に渡すと、彼女はドル札を追加するために中断すると言って立ち去ろうとします。
俺の判定額はと食い下がる創真でしたが、ランタービはうるさいわね、いいでしょ合格なんだからとその場を後にしました。
取り残された創真は、司先輩との稼ぎ勝負をしたかったのにと納得がいきません。
そんな彼を当の司が、これで幸平も第二の門を突破判定なんだからいいじゃないか、となだめます。
「BLUE優勝の名誉と……副賞に一歩近づいたよな」
「副賞?」
コンビニの前でアイスの袋を破りながら、副賞なんてあったのかと言う創真に、司が招待状と一緒にもらった書類に書いてあっただろうと呆れます。
そんなあっけらかんとした創真に苛つきながら、副賞について教えてくれたのは、戻ってきたランタービでした。
彼女曰く、WGOの最高責任者である、ブックマスターづきの指定料理人になれる名誉が与えられるのだとそうです。
しかし創真は、実家の常連客の方が大事だし、おつきの料理人とか言われても困る、とどうでもよさそうでした。
絡まれるえりな
そのころ城郭の本丸前ではえりなが朝陽に絡まれていました。
どこの馬の骨とも知らないあなたと、語り合うことなどないとつっぱねるえりなに、朝陽はじゃあ俺が身の上話を披露したら、ちゃんと語り合ってくれるのかと尋ねます。
そんなことを言って、また嘘の身分でもでっち上げるのだろうと信じないえりなでしたが、まあ話半分に聞けと言って朝陽は自らの過去を語り出しました。
生まれた時には既に父親はおらず、アメリカの貧民街で母親と二人暮らしをしていた朝陽は、母親が亡くなったために施設に引き取られます。
7歳の時に偶然城一郎と知り合い、彼から料理を教わったりして世話になった朝陽は、やがて彼を自分の父親だと思うようになりました。
ところが朝陽が15歳の時、城一郎からもうアメリカにはこれないだろうと別れを切り出されます。
理由は創真の母親の他界でした。
これからは自分が息子の面倒をみなければならないと言う城一郎に、朝陽はどうして俺は城一郎の息子に生まれなかったのかと、自らの境遇を呪います。
そして実の息子である創真に激しい嫉妬心を抱き、
「(俺はお前になりたい……!!)」
と強くそう思ったのでした。
二人がそんな話をしている間にも、事態は止まることなく動き続けます。
ついに100ドル以上を獲得した者だけが通過を許される、第二の門が開いたのでした。
【食戟のソーマ】第289話 俺はお前になりたい の感想・考察
渾身のおせち料理で合格判定をもぎとった創真でしたが、肝心の判定額は100ドルでした。
しかもそれは料理の判定額がその値段という訳ではなく、ランタービの手持ちのお金がそれしかなかったからという、実にしまらない理由です。
司との勝負が、とモヤモヤする創真でしたが、わたしも結局いくらだったのかわからずに、非常にモヤっとしました。
そして、名前も身分も嘘だらけという朝陽が、えりなに自らの過去を語ります。
アルコール依存症をにおわせる母親の存在と、城一郎との出会いや彼との別れ。
そして自分は城一郎の実の息子である創真に嫉妬し、創真になり代わりたいと思ったことを。
だから城一郎の旧姓を名乗ったのかなど、少し腑に落ちたような気がしました。
そしてついに開いた第二の門。
今度はどんな料理が飛び出すのか、第290話も非常に気になります。
【食戟のソーマ】第288話 破格の定食 のネタバレあらすじ
自信満々なようすの創真が、コンビニに入っていくのを笑顔で見送っていた司に、ランタービが
「あんたの判定は済んだんだから、獲得したお金を持って下がっていろ」
と指示します。
600ドル近い札束を、袋もなくそのまま持っていろと言われた司が困惑するのを無視し、ランタービはコンビニの雑誌コーナーで彼が高く評価されているグルメ雑誌を読みながら、その実力を再評価していました。
彼女の主張によると、高級店で使われるような食材にはどこか尖った部分があるが、コンビニの総菜はあくまでも平均値でまとまっているのが特徴。
なので、ただ合わせるだけでは凡庸な味になってしまい、味のどれかを尖らせることが難しいそうです。
にもかかわらず、その条件下で500ドル以上の金額を叩き出す、司の腕は驚嘆に値すると。
驚くランタービ
そんなランタービの視線の先を、カゴ一杯に総菜を詰めた創真が、重そうにそれを外に持ち出そうとします。
驚いた彼女は、食材を無駄にするつもりなのかと創真を問い詰めますが、彼はちゃんと全部使うと言い、楽しみにしているように言って去っていきました。
その後の審査でも高額の判定が続いてご機嫌なランタービの前に、ついに料理を完成させた創真が現れます。
いい気分に水を差されて顔をしかめる彼女をなだめ、彼が出した料理はなんと「季節外れの必殺おせち」でした。
食べながら、
「さっきと同じじゃないか」
と文句を言うランタービでしたが、辛辣な言葉に反して箸は止まらず、最後にはがっつくようにして料理を食べ始めます。
そのようすを訝しむ者たちは、彼女から料理に隠された秘密を教えられて驚愕するのです。
結果は合格
このおせちはコース料理なのだと。
どこから食べ始めても、どの順番で食べすすめても調和し、次のおかずが欲しくなるように設計された、自分が今まで食べてきた中で、最も自由なコース料理なのだと言われたからです。
たった数十分で、そこまでのメニュー構築ができるなど信じられないという周囲に、創真はすでに調理済みの総菜だからこそできたのだと、材料がコンビニの総菜と決められていたからこそ、可能だった一品なのだと答えました。
料理を噛みしめながら、掛け算ではなく足し算のゴリ押しで、この試練に挑む者がいたことに驚きを隠せないランタービに、悪い顔をした創真がそろそろ金額を聞かせろと迫ります。
涙目で許しを請うランタービですが、当然そんな虫のいい要求が受け入れられるはずもなく、お約束のおはだけの後、合格の判定が告げられたのでした。
【食戟のソーマ】第288話 破格の定食 の感想・考察
マイナス判定を受けたうえに、目の前で司に高額判定を出されてしまった創真でしたが、本人はまったく気にしたようすもなく、自信満々に次の料理に取り掛かりました。
さつまいもの甘煮をオレンジジュースで煮て、栗きんとんもどきを作ったり、卵とはんぺんで伊達巻をつくったりして、なんとコンビニの総菜でおせちを作ってしまいます。
文句を言いながらも箸が止まらないランタービに、最後に借金取りのように迫る創真の、悪そうな笑顔が実に良かったです。
しかしなぜ、今まで何ドルとか金額で判定を告げられていたはずなのに、金額を聞かせるように迫った創真への返答が、合格という判定だったのでしょう?
結局おせちに何ドルの値がつくのかの結果は、次回に持ち越しのようですので、それを楽しみに待ちたいと思います。
食戟のソーマ|ネタバレのまとめ
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