【鬼滅の刃】第139話 落ちる のネタバレあらすじ
悲鳴嶼は思い出していました。
産屋敷耀哉は二十三歳。
病の進行によって足腰が立たなくなり、床から動けなくなるまで、亡くなった鬼殺隊員の墓参りを一日も欠かしたことがなかったことを。
産屋敷はいつも、相手が欲してやまぬ言葉をかけてくれる人であったと。
数日前、ただ一人悲鳴嶼を自室に呼んだ産屋敷は、床に横になったまま告げました。
五日以内に無惨がくるので、自分を囮にして無惨の首を取るようにと。
根拠を問う悲鳴嶼に、産屋敷はただの勘で理屈はないと笑います。
特殊な声以外にも、産屋敷一族は未来を見通す力を持っており、そのおかげで財を成したり、幾度も危機を回避してきたのでした。
悲鳴嶼以外の柱たちは、産屋敷が囮になることを絶対に承知しないだろうから、悲鳴嶼にしか頼めないとまで言われ、彼は視力を失った目から涙を流しながら引き受けます。
そして現在、悲鳴嶼は無惨の頸を切っても死なないかもしれないという、産屋敷の予想は正しかったと認めざるを得ませんでした。
こうなると無惨を滅ぼす手段は日光だけということになってしまい、日が昇るまでの持久戦を余儀なくされます。
しかも悲鳴嶼が聴覚の情報から推測した、無惨が傷を修復する速度は、彼が過去に相対してきた鬼とは比べ物になりません。
産屋敷による自爆攻撃のダメージと、珠世の助力を得てもこれほどの底力を見せる無惨を、遮蔽物のない屋外に足止めしなくてはならないのだと、悲鳴嶼はこの作戦の困難さを改めて痛感します。
とそこで無惨が珠世を掴んでいた左手を、自分に向けてきたことに気づき、悲鳴嶼は身構えました。
その瞬間、無惨の手から黒血枳棘という、漆黒の有刺鉄線のごとき棘が無数に伸び、悲鳴嶼に襲い掛かります。
これを悲鳴嶼は、岩の呼吸参ノ型、岩軀の膚で薙ぎ払いました。
次の行動に移ろうとする無惨の耳に、不死川の怒号が届きます。
彼に数秒遅れて、次々に柱たちと炭治郎が到着しました。
油断なく武器を構え、悲鳴嶼は産屋敷の卓見と差配に感じ入りながら、仲間たちに警告の叫びを発します。
「無惨だ!! 鬼舞辻無惨だ!! 奴は頸を切っても死なない!!」
憎い鬼たちの首魁の名に、柱たちの表情に緊張や驚き、憎悪が浮かびました。
その名を炭治郎が叫ぶのと同時に、柱たちがそれぞれに得意とする呼吸法からの剣技を繰り出し、炭治郎もヒノカミ神楽で同時攻撃に参加します。
四面楚歌の状況にもかかわらず、無惨の口元が弧を描いた瞬間でした。
無惨に迫る彼らの足元に謎の建造物が出現し、落とし穴のように開いた障子戸が、全員をいくつもの部屋に分断します。
「これで私を追い詰めたつもりか? 貴様らがこれから行くのは地獄だ!! 目障りな鬼狩り共、今宵皆殺しにしてやろう」
笑みすら浮かべながらそう宣言する無惨に、落下しながら炭治郎が叫び返しました。
「地獄に行くのはお前だ無惨。絶対に逃がさない、必ず倒す」
「やってみろ、できるものなら、竈門炭治郎!!」
【鬼滅の刃】第139話 落ちる の感想・考察&140話の期待
今回の無惨による襲撃は、産屋敷一族の当主の持つ能力によって予期されており、産屋敷の当主を囮にするという、決死の作戦であったことを知った時は、わたしも柱たちの無念を想像してやりきれない気持ちになりました。
以前炭治郎が初めて屋敷に連行された時に言われた、珠世さんによろしくという言葉からもわかるとおり、二人が知り合いで今回協力することになったことは予想できても、悲鳴嶼以外の柱が今回の作戦のことを知らなかったのは予想外だったからです。
鬼を人間に戻す薬が効いていないのか、それとも効きが悪いのかはわかりませんが、無惨が少しも弱体化しているように見えず、悲鳴嶼が頸から上を破壊しても、すぐに再生した時にはあまりの理不尽さに文句の一つも言いたくなります。
しかも柱たちと炭治郎が駆けつけて、全員で協力すればなんとか行けそうかもと思わせておいての、最後の落とし穴には唖然としてしまいました。
全く予想もつかない140話で、彼らは誰と戦うことになるのか非常に気になります。
【鬼滅の刃】第138話 急転のネタバレあらすじ
襲撃の前、最低でも二人は柱を産屋敷の護衛につけるべきだと主張する不死川が、なんとかならないのかと悲鳴嶼に問いますが、彼は無理だと断言し、八年間進言し続けているが聞き入れてもらえなかったと答えます。
貴重な柱という戦力を、自分一人のために使ってはならないというのが産屋敷の持論なのだと。
しのぶも憂いを帯びた表情で、歴代の産屋敷家の当主たちも、誰一人として護衛をつけなかったそうだと発言しました。
必死に屋敷に急行する柱たちと炭治郎の視界が目的地を捉え、大丈夫だ間に合うと自分に言い聞かせた瞬間、屋敷が轟音とともに吹き飛びます。
思わず足を止めて瞠目する柱たちの近くで、炭治郎の鋭敏な嗅覚が大量の爆薬の匂いと、血と肉の焼ける匂いを嗅ぎ取っていました。
「ぐっ産ッ屋敷ィィッ」
爆発の直撃を受けて顔半分と左腕の手首から先を失い、無事な部分も骨が見えるほどの重傷を負いながらも、辛うじて生き残った無惨は炎に巻かれながら叫びます。
傷の回復を待つ間、彼は思い出していました。
産屋敷は顔に仏のような笑みを張りつけたまま、自身だけではなく妻子諸共に自爆したのだと。
爆薬の中に細かい撒菱のようなものを混ぜて殺傷力を上げた目的が、一秒でも多く自分の再生を遅らせるためだと見抜いた無惨は、つまり攻撃はまだ終わってはいないのだと警戒を強めます。
間もなく再生が完了しようかという時、無惨は自らのまわりを取り囲む肉の種子に気づきました。
それが血鬼術だと看破するのと同時に、種子からは無数の棘が急速に枝分かれして伸び、無惨の体を貫いて固定します。
抜けない棘に苛立ち、思い直した無惨がそれを吸収しようとした瞬間、その腹部に目くらましの血鬼術で近づいた、珠世の左腕が突き刺さりました。
無惨が吸収した自分の拳には、鬼を人間に戻す薬が入っていたのだと、珠世は笑みすら浮かべながら伝えます。
大概しつこい女だと、辟易したようすで珠世の頭部を左手で掴み、その右目に親指を突き立てながら無惨は告げました。
逆恨みも甚だしいと。
お前の夫と子供を食い殺したのは、私ではなくお前自身だと言う無惨に、そうなるとわかっていれば自分は鬼になどならなかった、死にたくなかったのは子供の成長を見届けるためだと、珠世は反論しました。
その後も大勢人間を殺していたのは私の見た幻かと無惨が嘲笑うと、そうだ、自暴自棄になって大勢殺したと認めたうえで、珠世は叫びます。
「その罪を償うためにも、私はお前とここで死ぬ!! 悲鳴嶼さんお願いします!!」
それを聞いて慌てて背後を振り向いた無惨の目に飛び込んできたのは、服に目くらましの血鬼術の札を貼りつけ、得物を構えながら急接近する悲鳴嶼の姿。
「南無阿弥陀仏」
念仏とともにその剛力によって放たれた棘つきの鉄球が、無惨の頭部を粉砕しました。
【鬼滅の刃】第138話 急転 の感想・考察&139話の期待
産屋敷を救わんと、大急ぎで駆け付ける柱たちと炭治郎でしたが、目の前で屋敷が大爆発を起こし、呆然と立ち止まってしまうシーンには私も非常に驚きました。
憎き無惨を殺すためなら、妻や娘たちを巻き込んでの自爆すら辞さないのかと。
文字通り命懸けの攻撃にもかかわらず、しぶとく生き残った無惨の傷が再生されていくのを見て、このままでは四人の死が無駄になってしまうと思いましたが、そこに珠世が登場した時は驚きました。
わたしの知らない間に、鬼を人間に戻す薬が完成していたことも意外でしたが、冒頭のシーンといい、もしかするとこの襲撃は予想されたものだったのだろうかと、この時点で思い至りました。
そうでなければ、炭治郎と協力関係にあるとはいえ、鬼である珠世の呼びかけに、疑り深い悲鳴嶼が応じるとは思えなかったからです。
モーニングスターのような悲鳴嶼の武器が、無惨の頭を打ち砕きましたが、鬼を人間に戻す薬は本当に効いているのか、これで無惨を討伐できたのかは不明なままです。
産屋敷を囮にしてまで行った、この作戦の成否が判明するであろう139話を、首を長くして待ちたいと思います。
【鬼滅の刃】第136話 動くのネタバレあらすじ
無惨との会話から始まりです。
『ついに私の元へ来た』
『千年追い続けた鬼」
産屋敷はかなり弱った様子で無惨と話します。
『私は心底興ざめしたよ」
布団から起き上がれない産屋敷に無惨が返答。
『私の邪魔ばかりしてきた奴らの長がこの様で』
『何とも醜い、お前からはすでに屍の匂いがする』
そうだろうねと話しつつ産屋敷は起きようとします。
しかし妻のあまねに手伝ってもらい何とか座れる状態です。
『君と私は、同じ一族なんだよ』
『君が生まれたのは、千前年以上前だけれど』
と産屋敷は言いますが、その事には何の因果もないと無惨は話を遮って話します。
私には何の天罰も下っていないからだ、この千年間神も仏も見たことがないと無惨は挑発。
そう話しながらも無惨は奇妙な懐かしさを感じて憎しみを感じないとこに気色が悪いと思っています。
『当てようか、君は永遠を夢見ている』
産屋敷が核心を突く話をし始め、思い違いをしていると話し続けます。
『永遠というのは人の想いだ、人の想いこそが永遠であり、不滅なんだよ』
産屋敷は優しい表情で言いました。
下らんと無惨は言いますが、君は既に虎の尾を踏み竜の逆鱗にも触れていると話が続きます。
『人と人との想いの繋がりが君には理解できないんだろう』
『なぜなら君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?』
産屋敷が話すと無惨は一瞬驚いた表情をします。
『黙れ』
とすぐに強い口調で怒りを露わにします。
『最後に一つだけいいかい?』
産屋敷は話を始めます。
私は死を受け入れていて、私自身はそれ程重要でない、自分が死ぬことで今以上に鬼殺隊の士気が上昇するからだと続けます。
『話は終わりだな』
無惨が左手の爪を尖らせながら言うと、ああ、こんなに話を聞いてくれると思わなかったと産屋敷がいつも通りの優しい表情で話します。
『ありがとう、無惨』
–場面が変わります
産屋敷のカラスが緊急招集を伝えます。
顔に汗を掻きながら焦った表情で柱達と炭治郎が産屋敷邸へ向かって走っているシーンで終わります。
【鬼滅の刃】第137話 不滅 の感想・考察&138話の期待
無惨との会話がメインの話でした。
産屋敷の言う通りでここで死亡しても本当に士気が上がるだけだなと思います。
ジャンプによくある最強の師匠の死とは少しパターンが違いますね。
無惨が感じている奇妙さもすごく協調されていました。
産屋敷は死亡するけど殺害ではない、つまりこのまま病死するパターンもあり得るかなと思いました。
このままでは無惨の格も落ちすぎて不安です。
138話からも無惨の行動、駆け付けた炭治郎達の取る行動に目が離せません!
【鬼滅の刃】第136話 動くのネタバレあらすじ
弦弥、炭治郎、伊之助の3人がご飯を食べながら話してます。
弦弥は鬼喰いに対して後ろめたさを感じていて、炭治郎が何も言わないことに驚きます。
「炭治郎は弦弥に義勇さんの所へ行くのか?」
と、聞きますがまだ修行の途中だからと断ります。
弦弥が呼吸を使えないことを、伊之助がバカにして喧嘩になります。
「風柱のお兄さんのことなんだけどさ」、
と炭治郎が話し始めたところで場面が変わります。
善逸がしばらく喋らないことを炭治郎は心配しているようです。
大きな岩の上に胡坐をかいて座っている善逸を見つけた炭治郎が話しかけます。
やるべきことがはっきりしただけだと善逸は後ろを向いたまま言い放つ。
お前は本当にいい奴だなと炭治郎に話を続行。
炭治郎が立ち去った後、これは絶対に俺じゃなきゃ駄目なんだ!と決意したのです。
すごく真剣な表情をしていて、頭からは血を流しています。
決闘
そして炭治郎が義勇の所へ向かうと、いきなり風柱と義勇が決闘をしている場面。
木刀が折れた後も、風柱が素手で決闘を続けようとしますが、炭治郎が止めます。
喧嘩だと勘違いした炭治郎が、風柱のおはぎ好きを義勇にバラすと風柱は怒って炭治郎を殴り飛ばします。
そのまま、怒りながらどこかへ行ってしまいます。
今の決闘は柱が行う稽古なんだと義勇が炭治郎に話します。
炭治郎は邪魔をしたことを謝りますが、おはぎ好きが分かって良かったと義勇は話します。
なぜ怒ったのか分かっていない天然の義勇と炭治郎は今度会うときおはぎをあげようと話します。
誰か止めてあげてくださいと天の声でツッコミが。
風柱が怒りながら歩いていると鬼の目玉を発見して握りつぶしたシーンで場面が移動。
産屋敷の家の庭に鬼舞辻無惨が現れ、
「醜悪な姿だな、産屋敷!」
と鬼舞辻無惨と産屋敷が会話をするシーンで終わります。
【鬼滅の刃】第136話 動く の感想・考察
ついに無残の登場!
そして事態は急変する!
炭治郎と義勇の天然なやり取りにほっこりしていたら、近々動くと思われていた無残がいきなり産屋敷と直接対決となりました。
産屋敷は病気で床に伏している状態なので勝負になるとも思えません。
また、善逸の急変ぶりにも驚きましたね。
前回受け取った手紙に関係していることは間違いありません。
先の戦いでまさかの善逸不参加、先走って一人で特攻辺りもありそうです。
今後の話の展開としては産屋敷の存在がカギではないでしょうか。
・このまま殺されてしまう
・禰豆子を呼び出す脅しに使う
・鬼にして支配する
無残が探している禰豆子がどう絡んでくるのか目が離せません。
修行を終えた炭治郎の戦いがさっそく見れそうで、第136話も楽しみですね!
【鬼滅の刃】第135話 悲鳴嶼行冥のネタバレあらすじ
炭治郎が玄弥にもっと詳しく教えてもらったところによると、「反復動作」とはすべての感覚を一気に開く技でした。
これは全集中の呼吸とはまた別物であり、まだ呼吸を使うことができない玄弥にも使えて、悲鳴嶼と玄弥の場合は、この技を使う時に痛みや怒りの記憶を思い出すことで、心拍数と体温を上昇させているという話です。
炭治郎の場合は、大切な人たちの顔を思い浮かべることと、今は亡き炎柱・煉獄杏寿郎の、「心を燃やせ」という最後の言葉を思い出すことでした。
最初はうまくはいきませんでしたが、幾度となく繰り返しているうちに、反復動作からの全力という工程を体が覚え始めて、ついに炭治郎は岩を動かすことに成功します。
その様子を見た善逸は炭治郎をバケモノ呼ばわりして悲鳴を上げ、伊之助は先を越されたと悔しがりました。
伊之助も成功
ところがあっという間に伊之助も、天ぷら天ぷら猪突猛進と叫ぶことで岩を動かせるようになってしまい、一人取り残された善逸が、後できてないの俺だけじゃん最悪と焦っているところに、雀が手紙を届けに来ます。
同じころ、炭治郎はついに岩を一町押すことに成功しますが、水分補給を怠ってしまったせいで、脱水症状を起こして死にかけていました。
そこに現れた悲鳴嶼が、乱暴な方法ではあったものの救助してくれたおかげで、彼はなんとか一命を取り留めます。
悲鳴嶼は炭治郎がすべての訓練を達成したことと、刀鍛冶の里で禰豆子の命よりも里の人間の命を優先したことを評価し、炭治郎のことを認めます。
しかし頑固な炭治郎は、あれは禰豆子の意思であって自分の意志ではなかったし、自分はいつも誰かに助けられて結果的に間違わずに済んでいるだけなので、簡単に認められては困ると答えました。
悲鳴嶼の過去
悲鳴嶼はその答えに視力を失った目から涙を流しながら、誰が何と言おうと私は君のことを認めると言い、自らの過去を語り始めます。
昔寺で身寄りのない子供達を育てていた悲鳴嶼でしたが、言いつけを守らずに鬼に遭遇した一人の子供が、我が身可愛さに自分以外の人間の命を鬼に売ってしまい、結果七人の子供たちが鬼に殺されてしまいました。
唯一自分を信じてくれた紗代という少女も、必死に鬼を殴り殺して彼女を守った悲鳴嶼を裏切り、すべてが終わった後に駆けつけた者たちに向かって、あの人は化け物で、みんなを殺した犯人であると証言したために、悲鳴嶼は殺人の罪で投獄されてしまいます。
まだ四つなのに恐ろしい思いをしたせいで、混乱していたであろうことを頭では理解していても、それでも少女にだけには労って欲しかったという彼の願いは叶わず、大切に思っていた子供たちに裏切られた悲鳴嶼は、産屋敷に助けられて処刑を免れた後も、疑り深い性格になってしまったのでした。
その悲鳴嶼をしても、炭治郎だけは特別な子供だと認めざるを得ないほどに、彼は正直でひたむきだったというのです。
頭を撫でられて笑顔を見せる炭治郎に、悲鳴嶼もまた笑顔を見せ、よくやり遂げたと褒めるのでした。
【鬼滅の刃】第135話 悲鳴嶼行冥の感想・考察
炭治郎がついにすべての訓練を終えますが、そのことをしばらくの間忘れてしまうほど衝撃的な、悲鳴嶼の過去が明らかになりました。
子供は無邪気で純粋ですが、純粋であるがゆえに残酷な部分も、経験が不足しているせいで容赦がない部分もあるのは、今更言うまでもないことでしょう。
そんな子供の残酷さや容赦のなさに、時として大の大人が傷つけられてしまうことも、決して少ないとは言い切れません。
仲間にまで得体の知れない奴扱いされる悲鳴嶼もまた、そういった子供の持つ一面の被害者であり、そのトラウマのせいで、疑り深い性格になってしまったのだということが判明しました。
しかし頑固な炭治郎の性格の中でも美徳にあたる部分が、そんな悲鳴嶼の疑心暗鬼の念すら上回り、信じるに足る人間であると思わせることができたのは、どちらにとってもいいことだったのではないでしょうか?
今後の展開が楽しみです。
【鬼滅の刃】第134話 反復動作のネタバレあらすじ
岩柱である悲鳴嶼行冥は、もっとも重要なのは体の中心となる足腰であり、強靭な足腰で体を安定させることが、正確な攻撃と崩れぬ防御へと繋がるのだと語る。
そのためには、滝に打たれる修行や太い丸太を三本担ぐ修行、大きな岩を一町先まで押して運ぶ修行の、三つの簡単な修行を行うだけで良く、「下から火で炙るのは危険なのでなし」にすると告げられて、あまりの無茶振りに善逸が卒倒していしまいました。
そのことを炭治郎が報告すると、悲鳴嶼は川につけるように指示します。
すなおに従った炭治郎でしたが、それが善逸を窮地に立たせることになります。
川は真冬の川よりも冷たく、内臓が悲鳴を上げるほど水温が低かったために、凍死しかけた善逸は悲鳴を上げて飛び起きました。
川から上がっても寒さは一向におさまらず、このままでは死ぬと騒ぐ善逸に、経験者から岩は暖かいからくっつけとのアドバイスがあり、そのとおりにしたおかげでなんとか命を取り留めます。
自分も滝に打たれようと川に入った炭治郎でしたが、頑張っていると思っていた伊之助の念仏が途切れていることに気づき、先に彼の蘇生をしてから修行に参加することになったりと、前途はだいぶ多難でした。
仲間たちと食事をしている最中、悲鳴嶼のことが話題にのぼり、
「伊之助はあいつはすげぇ、鬼殺隊最強」
だと言い、炭治郎も悲鳴嶼だけ匂いが全然違うと同意しますが、善逸だけは川につけられたことを根に持っているのか、信じようとしません。
しかし、「あのオッサンはきっと自分もあんな岩一町も動かせねぇよ、若手をいびって楽しんでんだよ」と言う善逸の前を、もっと大きな岩を押す悲鳴嶼がとおり、目を剥くことになりました。
その後なんとか滝と丸太担ぎの修行を終えた炭治郎でしたが、岩を押す修行だけは六日経っても成果が出ません。
焦る炭治郎のもとを謹慎あけの玄弥が訪れ、額の痣が濃くなっていることを指摘。
喜ぶ炭治郎と修行の話をしていた玄弥は、岩を動かせたのかと尋ねられ、動かせると答えます。
そして反復動作はやっているのかと逆に問い返しました。
呆けた顔をする炭治郎に呆れながら、玄弥は集中を極限まで高めるために、あらかじめ決めておいた動作をすることだと言い、自分と悲鳴嶼の場合は念仏を唱えることだと教えてくれます。
納得する炭治郎と玄弥の談笑を、木陰から見守る悲鳴嶼でしたが、禰豆子と産屋敷を探す鬼たちの暗躍は、その間も続いていました。
【鬼滅の刃】第134話 反復動作の感想・考察
後半になるにつれて過酷さを増してきた柱稽古ですが、岩柱の悲鳴嶼行冥の課す修行もまた、一筋縄ではいかないものでした。
時折涙を流したりして、慈悲深そうな僧侶にも見える風体の悲鳴嶼ですが、今までの言動からもわかるとおり独特の感性をしており、気を失った善逸を川につけさせたりする容赦のなさを見せます。
凍死しそうになったり、首が折れそうになったりするような過酷な修行でも、炭治郎の仲間とのコミュニケーションシーンにはほっこりしました。
謹慎させられていた玄弥が、炭治郎のところにやってきて、庇ったことに対する礼を言われたり、修行のアドバイスを受けたりして笑い合うシーンもあり、鬼殺隊の仲間にスポットライトが当たった話であったように思います。
今まで気に留めていなかった鬼殺隊の仲間たちの名前も紹介されていましたが、正直憶えていられる自信はありません。
今後の炭治郎たちの修行の行方や、鬼たちの企みが成功するかも気になるところです。
鬼滅の刃|ネタバレのまとめ
漫画を「ネタバレあらすじで楽しむ」のも楽しみ方としてアリですが、やはり漫”画”なので、せっかくなら”画”とあわせて読んだ方が面白さは倍増します。
漫画村のようなサイトを使わなくても、当サイトでは、無料で漫画を読める方法を紹介していますので、そちらを利用して、漫画を楽しんでみてください。
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