炎炎ノ消防隊のネタバレについてまとめています。
※週刊少年マガジンに掲載された「炎炎ノ消防隊/大久保篤」の最新話についてのネタバレです。
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炎炎ノ消防隊|177話 不退転 のネタバレあらすじ
第8が設立した日。
教会を掃除しながら、オウビはヒナワに家族はいるのかと尋ねます。
父子家庭だったが昨年病死したし、いつ死ぬかもわからないこんな仕事なので、恋人を作る気もないと、ヒナワが答えました。
そもそも他の隊を調査するアウトサイダーなので、当然煙たがられるだろうと言う彼は、だったら自分のような独り身にこそ向いていると述べます。
そんなヒナワを、確かに場合によっては皇国に反逆することになるかもしれないが、だからこそ自分の命を軽んじるような人間ではダメだと、オウビは諭しました。
人も自分の命も大切にできる、真に強い隊員が必要なのだと。
ならば王であり隊の父になるわけだと、ヒナワにからかわれれ、プレッシャーを感じると言うオウビに、彼はこの第8を、立派な”家族”にできるように務めると約束したのです。
オウビが連行されたと聞いて驚く隊員たちに、現在は軍の監視下で留置されていると説明するヒナワは、軍は白装束と一緒にいたという情報をもとに、白装束に捕まったのと同義だと告げました。
なんてこととショックを受けるアイリスや、なぜオウビが逮捕され白装束が軍と協力するのかと、疑問を投げ掛けるマキとタマキに、ヒナワはどうやって白装束が軍の中心に侵入したかは不明だが、目的は”アドラバースト”を持つシンラの確保だろうと推測します。
カードゲームのように、シンラを生け贄に捧げて、オウビを召喚すると言い出すアーサーに、ツッコミを入れたいところだが、自分もそれで構わないとシンラは言いました。
「ダメだ!! 第8は仲間を売るようなことは絶対にしない!!」
そうきっぱりと否定したヒナワは、これはオウビの言葉だと告げます。
リヒトが早くしないと直にここにも軍が来ると警告し、彼は自分はオウビを救う準備をするが、残りたい者はここに残れと指示しました。
自分は反逆者になるので、これは個人的な行動であって命令ではないとも。
反逆者になれば自分はもう中隊長ではなくなるので、去る者は去れと隊員たちを振り返ったヒナワは、自分たちも同行すると詰め寄る、彼らの姿を目撃します。
口々に自分の意見を叫ぶ隊員たちを、うるさいと一喝したヒナワでしたが、すぐにフッと鼻を鳴らして笑いました。
家族がいて帰る場所があるマキやタマキも、仲間たちの心配を押し切って同行を表明します。
孤立状態なのに誰も抜けないとはさすがだと、感心するリヒトにヒナワは、第8は家族だからなと答えました。
君はどうするとヒナワに問われ、リヒトは第8は人体発火という、世界を覆う謎を追っていたのだから、いつか世界の敵になる日が来るのは、初めからわかっていたと答えます。
「世界に対する反逆者になるんですから次の相手は……」
リヒトの言葉に、シンラは口の端を持ち上げました。
「東京皇国」
炎炎ノ消防隊|177話 不退転 ネタバレ感想/考察期待
白装束に軍が協力するなどという事態は想定外でも、ほかの隊を調査するという第8の性質上、状況によっては国家に反逆することも、オウビとヒナワは想定していたことを、私は初めて知って驚きました。
そしてアーサーはカードゲームのやり過ぎだと思います。
ドロー! って現実では言わないし。
仲間は売らないという、オウビの言葉を尊重したうえで、それでもシンラを手札から捨てると言い出すアーサーは、どれだけシンラを追いやりたいのでしょうか?
国家に反逆する以上、自分は中隊長ではなくなるので、後は好きにしろと言うヒナワでしたが、隊員たちが誰も抜けないのは、読者には火を見るよりも明らかだったことでしょう。
リヒトは孤立していると言いましたが、第7だけは原国主義者の集まりなので、多分浅草に向かうのではないかと予想する、178話も期待したいと思います。
炎炎ノ消防隊|176話 信心を問う のネタバレあらすじ
自分の後ろにいろと前に出るカロンの肩を押さえ、ハウメアは真面目に話すから大丈夫だと言います。
その間バーンズは、ショウを見ながら、あれがシンラの弟だろうと判断しました。
自分たちは争うためではなく、話し合うために来たのだと主張するハウメアは、”TALKING HEAD”で第1の人間の思考を読みながら、慎重に自分の思い通りの方向へと、話を誘導していきます。
伝導者一派の目的は、大災害の再演ではないのかと問うカリムに、ハウメアはそれは大いなる結果への過程でしかないと答えました。
皇王も自分たち聖陽教は、あくまで太陽神の意思に従うだけだと主張。
あなたはその右目を代償に、この世界の在り方と、これからの未来を見たはずだと、ハウメアはバーンズに語りかけます。
彼に伝導者一派の目的を、改めて問われたハウメアは、天を示しながら言いました。
「この地球を太陽にすることです。かつての太陽がそうしたように」
本当にこの星を燃やし尽くすつもりかと、耳を疑う部下たちには構わず、”超異界的感覚”を見たはずだと、ハウメアはバーンズに信心を示すように迫ります。
「圧倒的正解。圧倒的狂信。人智が及ばない解放を。神聖なる狂気」
彼女の隣に、太陽神の存在を見たバーンズは、膝をついて恭順の意を示しました。
そうとは知らないオウビは東京消防庁を訪れ、長官に浅草や灰島も協力を約束してくれたと報告します。
よくやったと褒める長官でしたが、彼はまだまだこれからだと、気を緩めませんでした。
そこに大勢の人間が走る足音が響き、念のため長官を守るべく前に立つオウビは、許可も得ず入室してきた東京皇国軍の兵士に、連行するが手錠を使いたくないので、抵抗しないで欲しいと頼まれます。
どういうことだと、椅子を立つ長官に、なにかの間違いだろうから大丈夫だと言うオウビは、急いでヒナワに伝えて欲しいと頼みました。
兵士に連れられて廊下に出た彼は、そこいるはずのない存在に驚いて目を見開きます。
「なんで白装束が……」
炎炎ノ消防隊|176話 信心を問う ネタバレ感想/考察期待
警戒するバーンズに、その失った右目が証拠ではないのかと問うハウメアは、世の心理を見たはずなのに、それを確かめられずにいるのだと言い、敬虔な神父である第1のメンバーたちと、自分たちが目指すものは同じはずだと、言葉で説得する姿勢を見せていて意外でした。
皇王の協力もあったとはいえ、最後まで力を使うことなく、心理誘導だけでバーンズが説得されてしまい、わたしは意外な結果に絶望します。
ただでさえ”アドラバースト”持ちが集まっているのに、第1まで加わったのではたまらないと。
ところが、皇王を味方につけるということは、軍を味方につけるのと同義だったらしく、オウビが東京皇国軍に逮捕されてしまい、ますます第8はピンチに陥ってしまいました。
廊下で待っていた白装束は、丸腰のオウビに危害を加えるのか、気になる177話からも目が離せません
炎炎ノ消防隊|175話 信仰の中心で のネタバレあらすじ
カリムはフォイェンと、レッカがなぜ白装束になったのかを話していました。
自分はレッカの聖陽教への信仰を疑わないとカリムが言い、第1の神父であったことと白装束であったこと、どちらも偽りではなかったのだろうと、フォイェンも同意します。
聖陽教と白装束、ともに信じていたものは同じ。
「太陽神」
その時部下が、バーンズが呼んでいると二人に声をかけました。
やってきた二人に、バーンズは皇王庁へ至急参上するようにと、命令があったことを告げます。
間もなく第1の隊長たちが到着すると報告を受けた皇王は、大災害以降皇国の民は、人体発火の恐怖に怯えてきたと言い、
「今こそ皇国は生まれ変わり、一つにならなければなりません」
と述べました。
そのころ第8では、ヒナワの報告を受けたオウビが、各種消防隊と協力関係を結ぶことができた今こそ、力を合わせて白装束を叩く時だと、拳を握り締めながら気合いを入れます。
マキも右掌に左拳を打ち付けながら、
「やっと特殊消防隊が一つになるんですね」
と感慨深げに言いました。
そして皇王のもとを訪れたバーンズが用件を尋ねると、皇王は様々な勢力が集った結果、これまで皇国は足並みがそろわずにいたが、皇国のためそして太陽神のために、彼らとともに一つになると告げます。
その言葉とともに姿を現したのは、”アドラバースト”持ちとその”守リ人”たち。
「彼らは”アドラバースト”を持つ、太陽神の使徒です」
伝導者一派に背を向けてそんなことを言う皇王に、バーンズは驚きながらもそいつらは皇国の敵だと訴え、早くこちらに避難するように求めました。
自分たちがここにいるのがそんなにおかしいかと、ハウメアが問いますが、カリムが当たり前だ、お前たちには地下がお似合いだと叫びます。
しかしハウメアは平然と、いるべき場所に戻ってきただけだよと言い、戦闘態勢をとるバーンズが宣言しました。
「背信者よ!! この神聖なる場から失せよ!!」
炎炎ノ消防隊|175話 信仰の中心で ネタバレ感想/考察期待
懺悔するよう言われたカリムが、信頼されていた仲間を、後ろから氷漬けにしてしまったと懺悔すると、
「ガチのヤツじゃん」
と神父が呟くのがツボでした。
高齢の神父にしか見えないに、そのしゃべり方はなんなのかと。
第8ではついに、以前からオウビが望んでいた、各種消防隊との協力関係が成立し、いよいよ白装束との決戦だとの機運が高まりますが、残念なことに伝導者一派の動きは一歩先を行っていました。
皇国の上層部、皇王は伝導者一派と一つになると言い出し、わたしは前回ハウメアが言っていた、この国を返してもらうとはこのことだったのかと思います。
てっきり武力とかテロとかでだと思っていました。
皇国はこれからどうなってしまうのか、気になる176話も期待したいと思います。
炎炎ノ消防隊|174話 激動の兆し のネタバレあらすじ
人命と財産を守ることが消防官の使命だが、自らの命がなければ、この先救える命も救えなくなってしまうので、一番大事なものは自分の命だ。
そんなアーグの言葉を、宙づりにされた彼の遺体を見上げるパーンは思い出します。
短く笛を吹き、部下と協力して遺体を下ろした彼に、争った形跡はないので、自殺なのではと部下が言いました。
確かにアーグは2年前の大火災以来おかしくなってしまったが、自分から命を捨てる人ではないと、パーンはその推測を否定します。
そうなるとあのアーグが、抵抗すらできずに殺されたということになり、相当に危険な敵だと、彼らは結論付けるしかありませんでした。
浅草で”火事場の馬鹿力”を掴みかけていたシンラは、”アドラリンク”でアーグが死ぬ光景を見ます。
これが死ぬということかと思う彼は、自分はまだここで死ぬわけにはいかないという強い決意により、ついに”火事場の馬鹿力”を会得しました。
同時にアーサーも成功し、上出来だとベニマルに褒められた二人は、揃って地面にうつ伏せに倒れ込みます。
その感覚をいつでもできるようにしろとベニマルが言い、アーサーが自分はなにをしたのかと不思議がる中、あれが”死の圧”かと思うシンラは、”アドラリンク”で見た光景を思い出しながら呟きました。
「アーグ大隊長が死んだ……?」
アーグの死は表向きは自殺として処理されましたが、全身を杭で貫かれた変死体だったことを知っている者たちは、誰もその発表を信じてはいません。
アーグの死亡を告げるコンロに、またここに白装束が来るかもしれないが、今度は自分に黙って勝手なことをするなと、ベニマルが釘を刺します。
第8が皇国は一つになる時だと主張していると、コンロに伝えられたベニマルは、浅草や第8にとっていい話なら構わないがと答えました。
アーグ殉職の報は第1にも届き、同じく聖痕を持つバーンズの身を案じる部下たちが、護衛をつけることも考慮して欲しいと言いますが、彼は拒否します。
これは神の与えられた自分たちへの試練であり、聖陽教徒の手本として、決してこのようなテロには負けないことを、身を以て示さなくてはならないのだと。
同じころビルの屋上では、伝導者一派が皇国を見下ろしていました。
「さてさてこの国を返してもらおうか……」
と呟くハウメアに、久しぶりのシャバの空気はどうか訊かれたショウは、ただ一言うんとだけ答えます。
炎炎ノ消防隊|174話 激動の兆し ネタバレ感想/考察期待
大火災以降痛みを喜ぶようになったアーグでしたが、パーンに自分の命が無事でなければ、人命や財産を守ることはできないと発言をしていたおかげで、自殺ではなく他殺であることに気付いてもらえます。
”アドラリンク”でアーグが死ぬ光景を見たことがきっかけで、シンラが”火事場の馬鹿力”を会得できたのは、幸運なのか不運なのか、わたしは複雑な心境になりました。
とはいえ知人の不幸を嘆く暇も与えず、伝導者一派が動き出したことを考えると、新しい力を得たことは決して悪いことではないはずです。
ショウ・ハウメア・インカの”アドラバースト”三柱と、それぞれの”守リ人”だけでなく、ジョバンニまで同行しているのを見て、わたしは今度はなにをしでかすつもりかと、皇国が心配になりました。
シンラは今度こそ弟を取り戻すことができるのか、気になる175話も楽しみに待ちたいと思います。
炎炎ノ消防隊|173話 死を想え のネタバレあらすじ
立つこともできない二人に、ベニマルは容赦なく早く立てと命じます。
稽古を見守っていたタマキが、これ以上続けたら灰病になってしまうと言いますが、その限界を超えるのがこの稽古なのだと、ベニマルは聞く耳を持ちません。
なんとか立ち上がって、最初からやめる気などないと強がるシンラでしたが、棒立ちでやられっぱなしでは、やめているのと同じことだと、ベニマルに蹴り飛ばされてしまいました。
敵は待ってなどくれないのだから、動かなければ死ぬとベニマルに発破をかけられたシンラは、呼吸ができず、自分の命が燃えているのを感じながら、意識が飛ぶのを自覚します。
(火事場……明王の業火……火事場……俺は火事場にいる……)
燃え盛る炎にまかれるシンラは、炎の中から手を突き出した女に、名前を呼ばれました。
直後その姿が、ショウを抱く、鬼と化した母親の姿に変わります。
二人の姿が炎の中に消えていくのを見て、シンラは呟きました。
「やらなきゃ殺される。二度と失いたくない。大事な命……二つとない……死んだらもう二度と……」
限界を迎えた自分に、なにができるのかと、シンラは自らに問いかけます。
(死の緊張が、笑顔をくれる。死の恐怖が、俺に何をくれる)
それは死の圧。
口元を笑顔の形に引き攣らせながら立つ、シンラが発する炎を見て、ベニマルが笑みを浮かべます。
「その炎……いいじゃねェか」
同じころ、沈黙するカヨコに、コンロがなにかわかったのかと尋ねます。
コンロの炎に特殊性はないと言うカヨコは、ならば”アドラリンク”には別のトリガーがあるはずだと答えました。
コンロと第4のアーグ大隊長は、どちらも大火災の時に”アドラリンク”しているので、大きな炎や多くの人の死が、なにかのきっかけになるのかもしれないと。
そんなカヨコに、ヒバナが通常の炎と、”アドラバースト”の違いを尋ねますが、彼女はシンラを治療した時に左手の掌にできた、痕を見つめながらなにか考え込みます。
どうかしたかとコンロに問われたカヨコは、掌を隠しながらなんでもないと答え、他の聖痕の持ち主にも聞いてみようと、まずはアーグに会いに行くことを提案しました。
コンロは同じく聖痕を持つ自分は白装束に狙われたが、あの大隊長は大丈夫なのかと尋ね、カヨコも急ごうと答えます。
しかしそのころ第4ではもうすでに、アーグが黄金の腕を持つ白装束の襲撃を受けて傷を負い、血を流していました。
突然背後から心臓を貫かれて、アーグが後ろを振り返りますが、後ろには誰もいません。
伝導者の矛は、”守リ人”だけではないと言う白装束に、アーグが一体何者かと問うと、相手は一言で質問に答えました。
「”屠リ人”」
炎炎ノ消防隊|173話 死を想え ネタバレ感想/考察期待
灰病になる危険を冒すのが、火事場の馬鹿力の稽古だと言うベニマルに、自分だったら絶対にやりたくないと、わたしは思います。
緊張と恐怖で体が強張る中、生存本能に突き動かされたシンラは、一摘みだけ残ったエネルギーを使って、ついに火事場の馬鹿力を会得し、灰病にならなくてよかったとわたしは安心しました。
コンロの診察を終えたカヨコは、コンロの炎に特殊性はないので、”アドラリンク”には別のトリガーがあるのだろうと結論付けますが、わたしはカヨコの掌の痕が、ただの火傷なのか聖痕なのかが気になって仕方ありません。
アーグに話を聞こうと動き出したコンロたちでしたが、残念ながら一足遅かったようで、すでに”屠リ人”に所属する白装束に襲われ、アーグが致命傷を負わされてしまいました。
”アドラリンク”の手がかりはここで途切れてしまうのか、気になる174話も期待したいと思います。
炎炎ノ消防隊|172話 火事場の馬鹿力 のネタバレあらすじ
褌一丁で火あぶりにされ、磔でいぶされた後、荷台で町中を引きずられた上に、子供達につんつんとつつかれながら、逆さづりで水に浸されたシンラとアーサー。
息も絶え絶えなシンラに、これになんの意味があるのかと問われたベニマルは、”火事場の馬鹿力”は、限界の限界を超えなければならないのだと、改めて言いました。
しかし次に自分もそう言ってコンロにやられたが、確かにこれになんの意味があるのかは、確認したことがないなどと言い出したため、シンラは言葉を失います。
服を着ることを許され、よしやるかなどとベニマルに言われたシンラとアーサー。
最後にもう一度だけ、本当になんの意味もなかったのかと尋ねられたベニマルの返答は、
「知らねェ。いちいち気にすることか?」
というものでした。
ふざけんじゃねえぞとか、さっきまでのはなんだったんだ、完全にパワハラじぇねえかよと、ブチ切れた二人は、怒りもあらわにベニマルに襲い掛かります。
どの攻撃にも”命の呼吸”を感じると言うベニマルは、殺意すらあっていい感じだと二人の攻撃を褒めました。
怒りの恨みが入っているのだから、当たり前だと叫ぶシンラの鳩尾に、ベニマルは肘打ちを叩き込んで黙らせると、首筋へのチョップで地面に叩き落とし、爆発で吹き飛ばします。
容赦のない攻撃に、タマキが思わず大丈夫かと声を上げますが、ベニマルはさらにそこへショットガンのように炎弾で追撃しました。
やりすぎだと止めに入ろうとしたアーサーを、憤怒の形相を浮かべるベニマルが、
「怒りが怒りを生む。殺意を向ければ、必ずその殺意は自分に降りかかる」
と睨みつけただけで硬直させます。
動きを止めてしまったアーサーの両腕を掴み、その鳩尾を蹴り上げながら、ベニマルはお前たちは自分の命や仲間の命だけでなく、敵の命も含む命の大切さを学んだが、まだまだ甘っちょろいと言いました。
火事場に臨むということは、不動明王の業火にその身を投じるという事であり、一瞬でも気を抜いたが最期、明王の炎がお前たちの”命の呼吸”を止めにくるぞと。
「”命の呼吸”の次にお前たちが感じるモノは、”死ノ圧”」
告げたベニマルの放った炎弾が、アーサーを直撃。
迎え撃とうとラピッドの構えをとる、シンラの頭部に蹴りが叩き込まれ、続いて斬りかかったアーサーも、掌底の一撃で地面に転がされてしまいました。
五時間後、それでも諦めずに向かっていこうとするシンラでしたが、体内の酸素を使い切った肉体はブラックアウトを引き起こし、発火限界を迎えてしまいます。
これ以上は灰病になりかねないと、心配するタマキが今日の稽古はこのくらいにと、ベニマルに声をかけますが、自分はまだ稽古を始めた覚えはないという彼は、地面に転がる二人を見下ろしながら告げました。
「立て。稽古を始めるぞ」
炎炎ノ消防隊|172話 火事場の馬鹿力 ネタバレ感想/考察期待
再三にわたり、これになんの意味があるのかと問う第8のメンバーたちに、確かにベニマルは知らない、原国式の可愛がりだとしか言っていませんでした。
しかし本当になんの意味があるのかわからないまま、酷い目に遭わされたのでは、シンラたちが怒るのも無理はないだろうと、わたしは思います。
しかしベニマルは、キレた二人に襲い掛かられることすら織込み済みだったようで、怒りが怒りを生み、相手に殺意を向ければ、必ずその殺意は自分に降りかかるのだと言い出しました。
言っていること自体は正しいのかもしれませんが、怒りや殺意を向けられるのが、自らの身から出た錆だった場合、向けられたからといって向け返すのは、逆ギレではないだろうかとわたしは思います。
発火限界を迎えてしまった二人に対して、稽古を始めると宣言するベニマル。
二人は灰病になることなく、”火事場の馬鹿力”を身につけることができるのか。
気になる173話も、楽しみに待ちたいと思います。
炎炎ノ消防隊|のネタバレまとめ
以上、炎炎ノ消防隊のネタバレあらすじと感想・考察を紹介しました。
楽しみにしながら、次号の週刊少年マガジンの発売を待ちたいと思います。
漫画を「ネタバレあらすじで楽しむ」のも楽しみ方としてアリですが、やはり漫”画”なので、せっかくなら”画”とあわせて読んだ方が面白さは倍増します。
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