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    男子高校生を養いたいお姉さんの話|最新話ネタバレから過去話まで一挙紹介!【少年マガジン】

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    男子高校生を養いたいお姉さんの話のネタバレあらすじや感想・考察をまとめてみました。

    ※週刊少年マガジンで掲載中の「男子高校生を養いたいお姉さんの話/英貴」の最新話についてのネタバレです。

     

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    目次

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|117話 ツルンツルン のネタバレあらすじ

     

    通学しようとした実は、外のあまりの寒さに驚き、その後路面が凍結していることに気付きます。

    そんな彼に弁当を忘れていると、届けに出てきたお姉さんが、凍結した路面に気付かず、滑って転んで実の前で倒れ込みました。

    痛みに呻くお姉さんに、大丈夫かと尋ねて手を貸そうとする彼でしたが、彼女はこの程度の失態で、実の手を煩わせるわけにはいかないと、立ち上がろうとしてまた転びます。

    いいから捕まって欲しいと、強引に手を取って立たせようと引っ張る実は、結局それでも滑って転んでしまい、倒れたお姉さんの上に覆い被さってしまいました。

    「あ、あ、あああ朝からこんなご褒美……ありがとうございます……!!」

    と悲鳴を上げながら暴れるお姉さんに、そんな場合じゃないとツッコミ、実はなんとか起き上がろうかと思いますが、凍結した路面のうえでは上手くいきません。

    魔が差した彼は、いっそお姉さんの胸に手を置いて起き上がろうとしますが、冴恵とその友人の会話が耳に入って我に返ります。

    結局氷に手を置いて立ち上がろうとした実は、案の定手を滑らせてしまい、お姉さんのおでこに、勢いよく歯をぶつけつつキスしてしまいました。

    もうおでこを一生洗えないと気を失う彼女と、赤面するばかりの彼は、立ち上がる頃には弁当の事など、忘れ去っていたのです。

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|116話 貴重品 のネタバレあらすじ

    4階だからと安心しきっていたお姉さんの部屋に、空き巣が入ってしまいます。

    はっとなったお姉さんは、なにを盗まれたのか確認しなければいけないと思い、部屋の中に駆け込みました。

    そういえば彼女は謎のお金持ちだったと、思い出す実が大丈夫かと声をかけると、お姉さんがよかったあったと、探していたものを手に振り返ります。

    「実君から初めて貰ったプレゼント!!」

    「いや、普通要らないでしょそんなゴミ」

    ゴミにする予定だったお祭りのオモチャを見せられた彼は、ついそんな冷たい対応をしてしまいました。

    その後も実の成長記録や、専用の食器にタオルなど諸々に、あまつさえ彼がもう要らないと着なくなった部屋着まで、確認したお姉さんはそれらを嬉しそうに抱きしめます。

    それよりも通帳などの貴重品は大丈夫なのかと、ためらいがちに声をかける実の言葉にはっとなったお姉さんは、様々な支払いのために用意してあった、現金20万円ほどがなくなっていると答えました。

    やってきた警察官に、盗まれたものを尋ねられたお姉さんは、お金くらいだとあっけらかんと答えますが、お金と一緒に収納していた、実からもらった温泉旅行チケットが入っていた、封筒がないことに気づいて泣き出します。

    100万円でも200万円でも懸賞金をかけるので、絶対に犯人を捕まえて欲しいとお願いするお姉さんに、よほど大層なものが盗まれたのだと警察官が誤解しますが、真実を知っている実は、盗まれた以上のお金が消えてなくなって行くことに引いていました。

    「許せない、許せない!!」

    「あれ、ただのくじ引き懸賞の封筒ですから!」

    「記念品だもん!!」

    とその後も怒りの収まらないお姉さんは、好きな人からもらったものは捨てられない性分。

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|116話&117話のネタバレ感想/考察期待

    たとえ空き巣に入られても、自分の物や金銭の類は二の次で、実グッズという名の貴重品の心配をするお姉さんが、平常運転過ぎて面白かったです。

    空き巣がそんなものに興味を示して持ち去っていたら、逆に怖いと思うのはわたしだけでしょうか?

    20万円よりも実からもらったという、温泉旅行チケットの入っていた、封筒が持ち去られたことの方が大事だと言う、その発想は確かに空き巣より怖いと、わたしも思いました。

    階段を駆け下りてきて、アイススケートのリンクのようになった路面に足を滑らせ、横になったまま実の前にやって来るお姉さんは、まるで築地のマグロのようだと、思ったのはわたしだけではないはずです。

    目撃者さえいなければ、大義名分のある実の行動は受け入れられたかもしれません。

    次回はどんなハプニングが起きるのか、気になる118話以降にも期待したいと思います。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|115話 体当たり のネタバレあらすじ

     

    「行くぞー!!」

    実抱き枕に向かって、うぉぉ~と突撃するお姉さんに呆れながら、実が隣の冴恵にあれはなにをしているのかと尋ねると、彼女は実をハグする練習らしいと教えてくれます。

    「なんでも実さんが、自らお姉さんに甘えたいと言ったとか……告白もできていないのに甘えたいと」

    彼女の言葉に棘を感じた実は、思わずすみませんと謝ってしまいました。

    そんな話をする二人の目の前で、お姉さんは震えながら実抱き枕に抱き着き続けます。

    (一体何を見せられているんだ、僕たちは……)

    ドン引く実を、冴恵は今が隙を見て、抱き枕と入れ替わるチャンスだとけしかけました。

    そんな無茶なと言う彼に、彼女がどうすればいいのかを得意のモノマネで教えてくれます。

    「ホラ、つべこべ言ってないで男らしく行きなさい!!」

    ドンッと背中を押されてしまった実は、抱き枕に抱き着こうとしたお姉さんの胸に飛び込み、そしてバイィンと跳ね返されました。

    顔を真っ赤にして仰向けに倒れる実に、お姉さんが急に飛び込んでくると思わなかったと謝ります。

    お姉さんとのハグは、心以外にも準備が必要なようでした。

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|114話 大脱出 のネタバレあらすじ

    実が読書中に、うたた寝していることに気付いたお姉さんは、キュンとしながら写真を撮りまくります。

    お姉さんはその後はっと我に返り、先に布団をかけてあげなくては風邪を引いてしまうと、息を切らせながら布団を取りに行って戻ってきました。

    しかしそっと布団をかけようとしたそのタイミングで、彼が半分覚醒して、寒いと呟きながらお姉さんの腕を引っ張ります。

    実の上に倒れ込み、声にならない悲鳴を上げるお姉さんを抱き寄せて、彼は湯たんぽの夢を見て頬を緩ませますが、お姉さんは酸欠状態でした。

    「み、実君……甘えん坊な実君超可愛い……(小声)。でもハグは……ハグはちゃんと心の準備がないと無理……(小声)」

    呼吸を乱しながら、脱出を試みるお姉さんでしたが、温もりを逃すまいとする実にしっかりとしがみつかれてしまい、スカートとストッキングを脱ぎながら脱出するしかありません。

    目覚めた彼は、自分がお姉さんのスカートを握りしめていることと、廊下にストッキングが放置されていることに気付き、ドアの影から顔を出すお姉さんに尋ねます。

    「しおりさん脱皮しました……?」

    お姉さんの正体は爬虫類説。

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|114話&115話のネタバレ感想/考察期待

    今回はうたた寝して寝ぼけた実が、寄ってきたお姉さんに抱き着いて捕獲し、逃げようとするお姉さんを脱がすという、状況説明だけならアウト寄りのセーフといった、ギリギリの状況だったと思います。

    スカートは実が掴んでいたから仕方ないにしても、ストッキングはなぜ脱いだのか、実は掴んでいなかったのだから、脱出した後履き直せばよかったのではないでしょうか?

    実も実で、自分でスカートを持っている事実がありながら、脱皮したかという質問は正直どうなのだろうと、わたしは思いました。

    そして実をハグする練習というか、体当たりを敢行するお姉さんを見る、久しぶりの冴恵。

    昔は礼儀正しく、真面目で無表情なキャラという印象でしたが、いつからか毒を吐くようになったのはどうしてなのか、わたし気になります。

    今後ATMなお姉さんとの関係はどうなるのか、気になる116話以降にも期待したと思いました。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|113話 成長の喜び のネタバレあらすじ

     

    最近身長伸びたかと、お姉さんに指摘された実は、本当かと驚き、全然気づかなかったと言いながらも少し嬉しそうでした。

    「うん伸びてる! 1ミリ!!」

    「それは最早誤差じゃないですかね」

    喜んで損したと実は落ち込みます。

    バスケ部の中でも小さい方なのに、半年以上経っても、たったそれだけしか伸びてないのかと、ショックを受ける彼は、このまま伸びなかったらどうしようと悩みました。

    そんな実のようすに気付かず、お姉さんは柱にマジックで実の身長の横線と、今日の日付を書き込みます。

    なにをしているのかと問われたお姉さんは、実が育った記念だと言い、この先成長する度にここに印をつけていくのだと、両手の指を組みながら、キラキラと目を輝かせました。

    (成長へのプレッシャーが増していく)

    低いままだったらカッコ悪いし、そういうのやらなくていいと言う実でしたが、お姉さんはそんなことないと即答で否定します。

    たとえ大きくなってもならなくても、はたまた小さくなろうとも、自分は実をカッコ悪いなんて思わないと。

    「ずっと変わらず大好きだからね」

    笑顔でそう告げるお姉さんに、なにか言いかけた実を遮り、お姉さんも背が2ミリ伸びたと言われた実は、ガーンとショックを受けました。

    「牛乳たくさん飲んで、この調子でお揃いの身長を目指すぞ~♡♡」

    腰に手を当てて牛乳を飲むお姉さんの後ろでは、実も泣きながら負けじと牛乳を飲みます。

    (せめて身長だけは、抜かされたくない……)

    身長もずっと変わらないままでお願いしたい、実なのでした。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|112話 世界の損失 のネタバレあらすじ

    待合室で絵本を読みながら、実はどうして自分は病院に連れてこられたのかと、お姉さんに尋ねました。

    彼は自分はどこも悪くないと訴えますが、我慢しないでと語気を強めるお姉さんは、最近よく体調を崩すし、この間停電した時も、ホカホカしていたではないかと聞き入れません。

    あれは色々と理由があってと、思い出して発熱する実に、ホラ今もすごく熱いと言うお姉さんは、頻繁に突然体温が上昇するなんて、病気かもしれないと顔色を悪くします。

    (エッチなことを考えていたとは言えない)

    実はいたたまれない気分になりました。

    お姉さんは今まで、恥ずかしがって実に触れてこなかったことを、すごく後悔しているのだと言います。

    ちゃんと触れられていれば、実を寂しがらせることもなく、異常があるかどうかもすぐに察することができたはずだと。

    そこで実が呼ばれて医師の診察を受けますが、結果は当然のごとく異常なし。

    しかしお姉さんは納得せず、本当に問題はないのかと、医師を問い詰めます。

    なにか思い当たることでもあるのかと、問われたお姉さんは言いました。

    「最近実君はとっても甘えん坊さんになって、ギュッとして欲しがるんですけど……触るとすぐホカホカになるんです」

    あなたは実のお姉さんかと訊かれ、ただの保護者代理だと答えるお姉さんに、医師はじゃあすこぶる健康体なのではないかと、呆れたように告げます。

    「こんな超絶可愛くて素晴らしい存在に、万が一のことがあったら世界の損失……失意……絶望……世界が灰色になって、食事の味がしなくなる……生きられない、死んでしまう……」

    ポロポロと涙をこぼしながら、そう主張するお姉さんに、医師は実ではなくて貴女が病気なのではないかとツッコミました。

    その発想はなかったお姉さんは、自分が病気かもしれなかったなんて不覚だったと、3日間全身隅々まで、検査を受けてきたそうです。

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|112話&113話のネタバレ感想/考察期待

    実がエッチなことを考えて発熱したとは知らないお姉さんは、なにか病気かもしれないと、病院に連れてきていて笑いました。

    肉親ではない女の人に、甘えて抱き着くけど触るとすぐホカホカすると、聞かされる医師と、本人のいる前で言われる実が、わたしは不憫だと思います。

    ちゃんと診ろと言うお姉さんが、泣きながら実に万が一のことがあれば、世界の損失だと言い出すのを聞き、病気なのはあなたかもしれないと、指摘する医師には同意せざるを得ません。

    しかしお姉さんに皮肉は通じず、その発想はなかったと、率先して3日間も検査入院するとは、医師も予想だにしていなかったのではないでしょうか。

    実の身長が1ミリ伸びただけで、大騒ぎするお姉さんは、今日も平常運転で安心しました。

    次はどんなATMぶりを見せるのか、気になる114話以降も、期待したいと思います。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|111話 フェロモン のネタバレあらすじ

     

    帰宅した実を出迎えたお姉さんは、はっと息を呑み、スンスンと彼のにおいを嗅ぎます。

    「今日の実君、いつもと違う匂いがする……!!」

    「犬ですか」

    涙目で訴えるお姉さんに呆れる実でしたが、持って帰ってきたジャージが、自分のものではなく、黒澤の名前が入っていることに気付きました。

    お互い体育館に並べていてから間違えたのだろうと呟き、まだ学校に残っているかもしれない黒澤に、ラ〇ンを送る彼でしたが、彼女はスマホの通知には気付きません。

    この時黒澤も、ジャージが実のものであることに気付き、ドキドキしていたからです。

    オシャレな柔軟剤の香りがすると、ジャージのにおいを嗅いでいた彼女を、学校まで引き返してきた実が目撃してしまいました。

    「だ……誰のジャージなのか……に、ににに匂いで判別しようと思って……」

    「いや、普通に名前入ってるでしょ」

    顔を真っ赤にして苦しい言い訳をする黒澤に、そう突っ込んだ実でしたが、持ち帰ったジャージのにおいを嗅ぐお姉さんが、

    「今度はちゃんと実君のジャージだ!!」

    と言うのを聞いて、

    (女の人って、匂いでモノを見分けるんだな……)

    と思います。

    間違った知識を身に着けた実でした。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|110話 頑張るお姉さん のネタバレあらすじ

    口に米粒がついているとハンカチで拭ってもらい、はいアーンと食べさせてもらい、寝癖をなおしてもらい、上着を着せてもらい、ネクタイも絞めてもらった実は思います。

    (しおりさんが僕の甘えたいという要望を、聞き入れてくれてから早数週間……僕が人としてどんどんダメになっている気がする……)

    確かに以前からダメ人間製造機ではあったものの、この間までほどんど触れもしなかったのにと、複雑な視線を向ける彼に、お姉さんはちゃんと甘えられているかと、心配そうに確認してきました。

    これはやはり、二人の距離が縮まったということかと思う実でしたが、実のためなら恥という感情を抑え込むことにしたと言うお姉さんは、自分のことはコンビニのような便利な存在だと思えと言い出します。

    (身体的な距離は縮まっても、心の距離は開いていくばかり)

    自分の望みとは違う展開に、それでは召し使いと同居しているようなものだと言う彼に、それが望みなら構わないと答えるお姉さんの両肩を、それがダメなのだと実が掴みました。

    するとお姉さんは、実と目線があった時だけ無理してキリッとした顔をしていても、あっていない時は恥ずかしそうに震えながら、顔を逸らしていることが判明します。

    まだまだコンビニには程遠いお姉さん。

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|110話&111話のネタバレ感想/考察期待

    ダメ人間製造機としてレベルアップしたお姉さんでしたが、24時間実にとって便利な存在を目指そうと無理をしていただけらしく、実はまだ触れ合ったりするのは恥ずかしかったようで、あまり無理をしない方がいいのではないかと、わたしは思います。

    無理しても長続きしないから、長期的に見ればあまり意味がないことがほとんどなので。

    顔を背けながらの耳かきは、怖くて頼めないとわたしも思いました。

    実からするいつもと違うにおいに反応するお姉さんは、まるで浮気に気付いた彼女かなにかのようです。

    その後間違えて持って帰ってしまった、黒澤のジャージのにおいを嗅ぎ、これだ! と呟くお姉さんは、どことなく犬っぽい気がしました。

    女の人がにおいを嗅ぐのは色々なところで見るので、女の人はにおいでモノを見分けるというのは、あながち間違ってはいないのではないかと、わたしは思います。

    お姉さんはATMからコンビニに進化できるのか、気になる112話以降も期待したいと思いました。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|109話 手編みのマフラー のネタバレあらすじ

     

    帰宅した実は、ローマ字で自分の名前が入った、製作途中の手編みのマフラーの入れられた袋を発見します。

    恥ずかしいけど嬉しいと思う、彼の帰宅に気付いて顔を出したお姉さんは、あっと口元に手を当てると、散らかしたままでごめんねと言いながら、ササッと隠すようにマフラーを別室に持って行きました。

    自分のために編んでくれたのかなんて、聞けるわけがないと思う実は、なんだか首回りがとっても寒いな~と、ヘタクソなアピールを始めます。

    ちょうどよかったと、紙袋をごそごそしたお姉さんは、冬に備えて買ってきたのだと、ブランド物の高いマフラーを差し出しました。

    流れで礼を言いながら受け取ってしまった実でしたが、そうじゃないと吠えます。

    気に入らなかったかと驚くお姉さんに、さっき置いてあったのは手編みのマフラーだろうと、彼はつい指摘してしまいました。

    気づかれていたことに驚いたお姉さんが、見ちゃダメと制止しようとしますが、すごく上手だったから大丈夫だと言う実は、マフラーを引っ張り出そうとします。

    しかしそのマフラーの長さは、人間の身長を軽く超えていました。

    「最初はマフラーのつもりだったんだけど……実君への想いが溢れすぎて凄いことになっちゃって……」

    「想う」というか想いすぎていたそれを、引くに引けずに無理矢理巻いて登校した実は、上半身がほぼマフラーで覆われており、

    「えっ、何そのマフラー!?」

    「長ッ!!」

    と黒澤と涼介にドン引きされてしまいした。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|108話 停電事件② のネタバレあらすじ

    自分は一体なにをしているのかと、実は自己嫌悪に陥ります。

    停電にかこつけて、Hなイベントを期待するだけでなく、ついでに告白しようだなんて、なんて情けない男なのだろうと。

    そんな彼に、体調は大丈夫かとお姉さんが心配して声をかけてきますが、元々体調が悪かったわけではない実は、平気だと答えるしかありません。

    なにもしてあげられなくてごめんねと謝るお姉さんは、もしまたこの間のように甘えたくなったら、なんだってしてあげるから、遠慮しないで言って欲しいと言います。

    「それで実君が幸せになるなら、お姉さんはたとえ捕まっても本望だよ」

    (暗さと相まって重さが増していく)

    本当は犯罪ではないのですが、それを伝えるには告白しなければなりません。

    しかしもし余計なことを言って、この暮らしが終わってしまったらと思うと、んぐぐと呻いてしまう実。

    そんな彼の様子を見たお姉さんは、彼の体調が悪化したのではないかと誤解して、やはり毛布を持ってくると言って立ち上がろうとします。

    そんなお姉さんの服を掴み、実は待って欲しいと引き留めました。

    告白しようと口を開いた彼を、

    「実君、それ以上はダメ……!! 絶対ダメ!!」

    とお姉さんが懸命に止めようとします。

    やはり自分は異性としては好かれていないのかと、ショックを受ける実に、お姉さんは言いました。

    「そ、それお姉さんのスカートだから……それ以上引っぱったらダメ……」

    その瞬間停電が終わったのか証明が点灯し、初めて彼は自分が掴んでいたものが、お姉さんのスカートだったことに気付きます。

    停電が終わったのに、真っ暗な部屋に閉じこもる実に、お姉さんがどうしたのかと訊きますが、彼はちょっと今ホカホカが止まらないのだと、意味不明な言い訳をするのでした。

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|108話&109話のネタバレ感想/考察期待

    確かに相手が心配してくれているのに、停電にかこつけてHなイベントに期待したり、あわよくば告白しようとするのは、情けないことなのは確かだとわたしも思いました。

    逮捕覚悟でなんでもしてあげると言うお姉さんに、犯罪でないことを伝えるためには、告白しなければならないという板挟みに悩む実を、お姉さんが体調が悪いのだと誤解してしまいます。

    立ち上がるお姉さんの衣服を掴んで引き留める実でしたが、実はそれはお姉さんのスカートで、停電が終わると同時に、お姉さんのスカートをめくったまま目を丸くする実の姿に、わたしは思わず吹き出してしまいました。

    それからあれはもう、マフラーではないのではないかと、わたしとしては思います。

    次になにが起きるのか予測不能な、110話以降も気になって仕方ありません。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|107話 停電事件① のネタバレあらすじ

     

    突然の停電に驚く実が、夜なのに困ったと呟きますが、近くにいたお姉さんは、

    「落ち着いて! 泣いたりしてない!? 怖くないからね!!」

    と一生懸命実に声をかけて励まします。

    思わず頷きながら実は、

    (全く頼られない、この状況に泣きたい)

    と思いました。

    手探りで自分を探すお姉さんにペタペタと触られながら、緊急事態とはいえこうして触れてもらえる機会が増えたことを、内心で嬉しく思う実。

    一帯が停電したせいで、復旧にしばらく時間がかかるとラジオで聞いた実は、エアコンも切れていることに気付き、もしかしてこれは停電を理由に、毛布一枚でお姉さんと暖め合うチャンスなのではないかと思います。

    しかしそんな妄想で興奮した実の身体は熱を発しており、発汗さえしていたせいで、毛布いらずで妄想は実現しませんでした。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|106話 お姉さんの覚悟 のネタバレあらすじ

    実から一定の距離をとり続けるお姉さんに、彼はもうそれやめないかと提案します。

    確かに101話でいきなり抱きしめてしまったことは、許されないことだし自分が悪かったと思うが、だからって何日も距離をとられると、不信感を抱かせてしまったのかとさすがにへこむと。

    慌ててそうではないのだと否定するお姉さんは、絶対に犯罪者にならないように、実の50cm以内に近づかないと心に決めているからなのだと、距離を開けていた理由を説明しました。

    「その誓い、まだ生きてたんですね」

    すっかり忘れていた実も、その発言で思い出したようです。

    もちろんこの間のことは、突然甘えられてすごく驚いたけど、それ以上に自分の方がもっと悪かったのだと、お姉さんは言いました。

    抱きしめられて、ダメだとわかっているのに、内心大喜びしてしまった自分がいたのだと。

    まさかあのタイミングでご褒美がもらえるとは思わず、自分の方こそ悪かったと謝罪するお姉さんに、てっきり嫌われたのかと思っていたが、そういうことならよかったと納得する実。

    嫌いなはずないと、即座に否定するお姉さんは、両手を掲げながら実が宇宙一大好きだと叫びます。

    この際もうやめないかと言う実は、むしろ自分としてはもっとお姉さんに甘えたいのだと、両親の許可という免罪符を理由に、本音を叫びました。

    驚いたお姉さんでしたが、泣きながら両手を広げます。

    「いいよおいで……!! 実君のためなら、お姉さん犯罪者になって逮捕されてもいい……!!」

    (覚悟が重すぎる)

    実の可愛さは犯罪級で、ハグなんてしてしまえば絶対に有罪確定だと、泣きながら自分を抱きしめるお姉さんに、赤面しながら甘えづらさを感じる実でした。

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|106話&107話のネタバレ感想/考察期待

    微妙に距離を取られることに傷つく実でしたが、お姉さんは抱きしめられたことが理由ではなく、犯罪者にならないように、距離を開けるという誓いを守っているだけでした。

    実は忘れていたようですが、わたしはちゃんと憶えていたので、むしろ実の記憶力の方を不思議に思います。

    実は制止したつもりだったのに、お姉さんの中では突然甘えられたという認識にすり替わっており、むしろご褒美だと思われていたことに笑いました。

    そして停電一つでここまでここまで妄想できる、実の想像力の豊かさに、私はある意味感心させられます。

    107話のサブタイトルが停電事件①になっているので、きっと停電事件②だと思われる108話も、楽しみに待ちたいと思いました。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|105話 膨らむ想い のネタバレあらすじ

     

    ロッカーの前にいた実は、顧問の穂坂にお姉さんのことで相談があると言われました。

    実は以前実会議の時に会ってから、電話やメールで頻繁に連絡をもらっているのだがと、穂坂は言いにくそうに頭をかきます。

    自分の知らないところで、二人の関係がそんなに進展していたなんてと、ショックを受ける実でしたが、

    「120%お前が「可愛い」という話なんだ」

    と相談されて、小声であ、なんかすみませんと謝ってしまいました。

    お家の方とのコミュニケーションも、仕事の一環だと思ってやりとりしているうちに、学業や部活の成果の話から、いつの間にか発言や仕草の数々の話に変わっていたのだと言います。

    「電話が鳴る度に、お姉さんだったらどうしようとか……携帯のメールが怖くて開けなくなってしまったんだ」

    そう半泣きで言う穂坂は、ほぼノイローゼ状態にしか見えません。

    さらにはお姉さんからのおすそ分けである、実グッズがつまったロッカーを開けて見せながら、

    「ただ最近……お姉さんに感化されてしまったのか、空本の人生を必要以上に応援したい気持ちになってしまっている自分に気づいて……先生はそれが一番怖いんだ……」

    と震える声で言う穂坂に、

    「何としてでもすぐに止めますね」

    と実はきっぱりと言い切ります。

    部活中に生徒たちから、自分達ばっかりどやされていて、実にだけちょっと甘くないかと指摘された穂坂は、こんなところにも影響が出ていることにはっと気付きました。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|104話 借金額的中 のネタバレあらすじ

    テナントとして出店している、占いを発見したお姉さんは、嬉しそうに寄っていきます。

    その反応を見て、彼女が占い好きだと知った実が、やっていくかと確認しました。

    いいのかと言うお姉さんが、いそいそと対面に座るのを待って、占い師の女性が氏名と生年月日を尋ねます。

    はーいと返事した彼女でしたが、答えたのは自分ではなく実の生年月日と氏名。

    なぜ自分のことを占うのかと驚く彼に、お姉さんはもっと実のことを知りたいからだと、恥ずかしそうに答えました。

    だからってなにも運勢まで知ろうとしなくてもと呆れる実が、

    (まぁ元々僕、占いとか全然信じないけど)

    と思っていると、占い師が告げます。

    「……空本 実さん。あなた……金運と女運が、もうグッチャグチャですね……」

    青ざめる彼に、

    「本人に大した金運がないのに、女が金を持ってくる……究極の貢がせ体質……ズバリヒモですね」

    と容赦なく占い師は断言し、実は言葉を失います。

    口に手を当てて聞いていたお姉さんは、なんて失礼なことを言うのかとか、全然当たってないし実はとてもいい子だと、憤慨しますが説得力は皆無でした。

    確かに今の自分は色々とアレだが、将来はきちんとしようと心に誓っていると、彼は謎の主張をしますが、占い師はそんなことはお構いなしに占いを続けます。

    「あなたのみうち……多額……おそらく3千万円ぐらい、身近な人に借金してますよ」

    「ウッ……!!」

    顔色を悪くしながら、胸を押さえて呻くお姉さんに、

    「そこ当たっちゃったの!?」

    と実は衝撃を受けました。

    「だ、大丈夫当たってないよ! 正確にはもうちょっと上だから!!」

    心配しないでと言うお姉さんでしたが、そんな最低の外れ方を聞いても、なんの慰めにもなりません。

    少し驚いたが、占いって思ったよりも当たらないんだねと言うお姉さんは、あとはこのお姉さん、たぶんあなたのことが好きですよという、占い師の発言に赤面します。

    涙目で知られたら恥ずかしいので、そんなこと占っちゃダメだと焦るお姉さんでしたが、周知の事実でしかなく、なんの驚きもありませんでした。

    こっそり一人で戻った実が、占いでお姉さんの苗字がわからないか尋ねてみますが、さすがにそこまではわからないと言われてしまいます。

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|104話&105話のネタバレ感想/考察期待

    占いが好きらしいお姉さんが占い師を見つけたことをきっかけに、実の両親がお姉さんにした、借金の額は3千万円以上だということが、今回のお話で判明してしまい、誰よりも実がダメージを受けてしまいます。

    それ以前にも実は究極の貢がせ体質の持ち主で、ズバリヒモだということまで言い当てられてしまっていて、軽い気持ちで占ってもらおうとした結果、さんざんな目に遭ってしまいました。

    全然当たっていないと憤るお姉さんでしたが、養っている本人が言っても説得力は皆無だと、わたしは思います。

    ちょっと厳しいイメージのあった穂坂でしたが、お姉さんと出会ってしまったせいで、日々実を応援したくなるように洗脳されてしまい、ノイローゼ気味になっていて、わたしは不憫でなりませんでした。

    穂坂の洗脳は解けるのか、気になる106話以降も期待したいと思います。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|102話 禁止の果て のネタバレあらすじ

     

    いつにもまして、実に対しかわいいと連呼するお姉さんに、なんか最近変だと彼が指摘します。

    だってだってと言うお姉さんは、好きを禁止されたからだと答えました。

    引き気味に可愛いは好きの穴埋めなのかと問う実に、お姉さんは珍しく大きな声で、

    「そ、そんなことないよ! お姉さん、ちゃんと使い分けてたから!!」

    と叫びます。

    しかし、

    「「好き」の時はハァ――――ッ♡♡ってなった時で……「可愛い」の時はンンンンン♡ってなった時!!」

    と説明された実は思いました。

    (さっぱりわからん)

    その後も可愛いを連呼するお姉さんに、真っ赤になった実はついに可愛いも当面禁止にしてしまいます。

    するとお姉さんは褒め言葉を並べたて始めたので、実はなんかもっと恥ずかしいからダメと、すべて禁止してしまいました。

    褒め言葉すら禁止されてしまったお姉さんは、ハァ――――ッ♡ だのンンンンン♡ と正常な会話が成り立たなくなってしまいます。

    ところが慣れというのは恐ろしいもので、何度も聞いているうちに、

    「ハァ――――ッ♡ ンンンンン♡」

    「なるほど。好き♡ で可愛い♡ と……」

    と会話が成り立ってきてしまうのでした。

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|103話 言葉にはできずとも のネタバレあらすじ

    ありとあらゆる褒め言葉を、ことごとく禁止されてしまったお姉さん。

    しかし彼女は鼻歌を歌いながら、楽しそうに習字しています。

    「ジャーン!!」

    両手を広げるお姉さんに示された部屋には、壁どころか床や天上に至るまで、すべてのスペースにお姉さん手書きの褒め言葉が、びっしりと貼りつけられていました。

    「お姉さんやっと気がついたの♡ これなら口に出さなくても、気持ちを伝えられるって♡♡」

    「怖すぎるほど伝わってます……呪われそう」

    そう答える実の顔は蒼白で、身体も小刻みに震えています。

    なにもここまでしなくともと言う彼に、彼女は人生いつ終わるかわからないからこそ、一日一日を大事にして、実への気持ちをちゃんと表現していきたいのだと、自らの考えを語りました。

    それだけなら美談で済んだのかもしれませんが、そう思っていたら想いが溢れてちょっとやり過ぎてしまったと、お姉さんが剥がした紙の下にある壁には、実の似顔絵と『実君LOVE』の文字が。

    それ目隠しだったのかと、実はツッコミます。

    これ全部捨てて、壁の絵も落とせそうなので落とすと言う彼に、頷くお姉さんでしたが、あまりにも落ち込んでいるのを見て、ちょっと意地悪過ぎたかと実は罪悪感に駆られました。

    しかしお姉さんは実君と口にした後、何度か連続して、床を指でトントンと叩き始めます。

    「まさかそれ……モールス信号……?」

    ようやく気付いた彼は驚愕しました。

    「ス・キ……カ・ワ・イ・イ……いや違うな。これは……ダ・イ・ス・キか……?」

    愛をスマホで調べながら、いちいち解読するのに疲れて、禁止令は解かれたそうです。

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話|102話&103話のネタバレ感想/考察期待

    好きと伝えるのを禁止されてしまい、かわいいを連呼するお姉さんでしたが、勉強中にあの独り言は、邪魔でしかないだろうとわたしは呆れました。

    褒め言葉まで禁止されたお姉さんが、オアアアアアア♡ とか ウウウウウウウ♡ と叫んでいるのは、まるでなにかの動物の鳴き声のようです。

    しかし事前に好きはハァ――――ッ♡♡ で可愛いはンンンンン♡ だと聞いていたせいか、最後には意味が通じていて笑いました。

    言えないのなら書けばいいという結論に達したお姉さんは、部屋中に実に対する褒め言葉を貼るという暴挙に出ます。

    わたしはフィクションなどでよくある、ストーカーの部屋一面に貼られた、ストーキング相手の写真みたいだと思いました。

    最後にはモールス信号まで持ち出されて、根負けした実が禁止令を解いたので、次からは読者にもお姉さんの言っていることが伝わるはずの、104話以降も楽しみに待ちたいと思います。

     

     

    男子高校生を養いたいお姉さんの話ネタバレのまとめ

    以上、【男子高校生を養いたいお姉さんの話】のネタバレあらすじと感想・考察を紹介しました。

    次号からの展開も楽しみにしながらマガジンの発売日を待ちたいと思います。

     

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