Dr.STONE|99話 科学王国写真日記 のネタバレあらすじ
龍水は早々に帆船の模型を完成させました。
マストの帆桁に滑車を引っ掛けて荷物が昇降出来るように、貨物ハッチはマストの真下に移しました。
そして今度は48倍のパンダグラフ拡大器で、模型を正確に拡大します。
50kgのペンで設計図を描くので、ここは大樹の出番です。
順調に作業は進んでいましたが巨大な鋼鉄のエンジンを作るには時間がかかるので、皆はウインタースポーツのスノーボードを楽しみます。
また赤エンドウとナッツと月桂樹のバニラエッセンスから代用チョコを作り、バレンタインも楽しみながら作業を進めていきます。
春にはスイカを含む子供達の学び舎、科学学園が誕生しました。
一方カセキ達は頑丈な鋼鉄を得る為に、旋盤作りを繰り返します。
夏には陽達がクワガタなどの虫捕りを楽しみ、ルリ達はシルクの水着を着て海水浴をしました。
ホワイマンの襲撃も無く、1年の月日をかけて千空達は機帆船を完成させました。
これまで沢山の瞬間を写真に収めてきた南は、船出組と残る組はこれで最後かもしれないと泣き出します。
そんな南に千空は、石化の謎を突き止めて地球の裏から戻ってくるのだから最後じゃないと言います。
フランソワの計らいでカメラのタイマーの機械をカセキが作っていたので、南も含めた全員で機帆船の前で集合写真を撮りました。
こうして西暦5741年9月10日、『機帆船ペルセウス』が竣工しました。
Dr.STONE|99話ネタバレ感想&100話の期待・考察
前回龍水が模型を作り千空が拡大するという方向性が決まりましたが、今回急速に作業が進み見事『機帆船ペルセウス』が完成しました。
今回は南の撮影した写真をアルバムのように見ながら話が進んでいくという描かれ方で、いつもと絵のタッチが違い新鮮でした。
様々な行事を楽しむ余裕も出てきて、ストーンワールドの文明もかなり現代に近付いてきています。
時間さえあれば千空なら、発電所や電車などを作る事も可能かもしれません。
いよいよ次回出航する事になりそうですが、南が言っていたように航海から無事に帰って来れるのか心配です。
しかし千空や龍水など皆の力を合わせれば、恐らくホワイマンも倒せるのではないでしょうか。
Dr.STONE|98話 龍水 のネタバレあらすじ
鉱山から鉄鉱石を山道はトロッコで陸路は車で輸送しますが、陸の悪路がキツいと幻は言います。
すると廃油と砂利を利用して、千空は道を舗装していきます。
道を舗装するのはあくまで川までの最短ルートの悪路のキツいところのみで、川へ到着すると船に積み替えるという算段でした。
順調に進んでいると思った矢先、カセキから大型船作りに行き詰っているという連絡が来ます。
カセキの報告を受けて千空は、大型船から小型ヨットに計画を変更しようと言い出します。
それを聞いた龍水は、大型船を諦めるのかと驚愕します。
人々が石化する以前、龍水は諦めるというのを知らない子供でした。
小遣いが少なければ小遣いを元手に資金を増やし、レースのVRの年齢制限に引っかかればレース場を建設しました。
欲求に素直で努力を惜しまない龍水の事を、フランソワは尊敬していました。
貪欲な龍水は大型の機帆船を持つのが夢で、いつか現実にしようと48分の1スケールの模型を作っていました。
そんな龍水は48分の1スケールの大型船の模型を作るから、模型を元にカセキの大型船を補正するように千空に言います。
幻がまた龍水が技術料を請求してくるのではないかと心配しますが、龍水は欲しい物を諦めるくらいならそんな物はいらないと言います。
千空と龍水のタッグで、いよいよ船作りは最終局面を迎えます。
Dr.STONE|98話ネタバレ感想&99話の期待・考察
鉱山を発見して前回トロッコの話が出ていましたが、今回はその後の輸送ルートについて触れていました。
道も塗装され、ストーンワールドはどんどん現代に近寄ってきています。
しかし、今度は大型船が作れないという問題が発生しました。
いくら技術が進歩したカセキでも、大型船を作るのは難しかったようです。
千空が大型船を諦めると宣言しましたが、龍水をその気にさせるのが狙いでした。
千空に乗せられて、努力家で技術もある龍水が大型船の模型を作ることになりました。
ついに大型船作りも最終局面を迎え、来週でついに大型船が完成すると思われます。
Dr.STONE|97話 楽しい帝王学 のネタバレあらすじ
千空は何を探すかも手がかり0だったのに、レーダーとソナーで探す相手を特定出来ただけでも石化の謎に迫りつつあると喜びます。
千空の様子を見ている幻と羽京は、ホワイトマンのメッセージの意味が脅しで敵が来るかもしれないというのに千空には逆効果だと笑っています。
レーダーとソナーの活躍で大量の魚を得る事が出来て、石神村の皆は驚いたり喜んだりしていました。
レーダーとソナーに問題点が無いか千空が羽京に尋ねると、羽京はレーダーの出力が気になるというので千空はエンジンを積んで発電させると答えます。
しかし川の砂鉄が尽きてきており鉄の入手が難航していると、クロムがコイルとレーダーの画面を組み合わせた装置で見付けれるのではないかと閃きます。
クロムが発明した装置は実は金属探知機だったので、以前雷を捕まえたはげ山に鉄鉱石が眠っている事が判明します。
クロムの活躍により千空達は鉱山を発見する事が出来たので、今度は科学王国全員で手分けして物量網を敷く必要があります。
そこで千空は、カセキに協力してもらいトロッコを製作しました。
その様子を見ていた龍水は工業規模の物作りとなれば、皆を率いるリーダーが必要だと感じます。
そして龍水は幼少期から学んだ感情的にならないという帝王学ではなく、楽しみながら世界をまとめるという帝王学で皆を率いていこうと意気込みます。
Dr.STONE|97話ネタバレ感想&98話の期待・考察
レーダーとソナーで天候に左右されずに大量の魚を得る事が出来るので、石神村の皆は非常に喜んでいました。
渡航先での新鮮な食材の入手が目的という事でしたが、これで今では大所帯となった科学王国の食料を確保する事も出来ます。
またフランソワも居るので、パンだけでなく干物などの日持ちする食材を航海に持って行く事が出来そうです。
そしてレーダーとソナーの性能アップの為に大量の鉄が必要となりましたが、久々にクロムが大活躍しました。
クロム1人で装置を発明して鉱山の場所まで特定するとは、人の好奇心というのは改めて凄いと感じました。
次回は龍水が統率能力を発揮して活躍するのではないでしょうか。
Dr.STONE|96話 科学の目 のネタバレあらすじ
謎の電波のモールス信号を聞いた千空は、無線の発信者に人類石化の黒幕だろうと言います。
その後村に戻った千空達は科学王国で最も切れ者の千空と幻と龍水と羽京とクロムの5人で、今後の対処を話し合う事にしました。
人類を石化した人物なのであれば3700年経った現在まで生きている為には、自身も石化したのだろうと龍水は予測します。
クロムがそもそも敵なのかと聞くと、幻が千空のカマかけをスルーしてモールス信号も切るなんて好意的ではないだろうと言います。
羽京が見えない敵とはキツいと呟くと、千空は何かを閃きます。
千空は粉々にした閃亜鉛鉱を水に溶いて三角フラスコで真空管を作り、更にフラスコの口を温める事でブラウン管が完成します。
そして水晶に電圧をかけると正確なテンポで震えるという特性を利用してブラウン管の光を安定させ、千空はレーダーを生み出します。
無線の発信者の仮名ホワイマンを探し出す為、千空達はレーダーを持ってボートで海へと繰り出します。
このレーダーは接続先をアンテナからマイクに変えると海中のソナーにもなるので、陸でも空でも海でも捜索が可能です。
海中のソナーに反応があったのでクロムが驚いていると、半分はこの為だったと千空が言います。
千空がレーダーを作ったもう1つの目的は、長い航海で新鮮な食料を調達する為でした。
そしてレーダーの反応のあった場所に網を投げ込むと、大量の魚を捕る事が出来ました。
Dr.STONE|96話ネタバレ感想&97話の期待・考察
前回出てきた無線の発信者はてっきり他の生存者かと思っていましたが、千空によると人類石化の黒幕だったようです。
確かに幻も言っていたように、もし他の生存者なのであれば助けを求めるか挨拶をして来そうなものです。
すぐに無線を切ってその後通信が途絶えている時点で、恐らくこれ以上接触したくないという事でしょう。
人類の石化の原因を探る為に地球の裏側まで旅する予定でしたが、この様子だと人類の石化の黒幕と戦う事にもなりそうです。
相手も相当な科学使いのようですが千空達も色々と準備をしているので、いい戦いになると思います。
Dr.STONE|95話 ファーストコンタクト のネタバレあらすじ
間一髪のところで間に合った千空達は、スイカがイノシシとコミュニケーションをとり油田探しに出発しました。
イノシシの案内ですぐに石油を発見した千空は、石油に火を点けて確認します。
相良油田を発見した千空達は、イノシシを食用にするべきかどうかフランソワに尋ねます。
フランソワが油臭いので調理には不向きとの判断をしたので、イノシシが食用を免れたのでスイカは友達になれると喜びます。
千空はオイルテストの為にモーターボートを準備します。
ボートに幻が石油を入れようとすると、大樹が惚れ薬なんて好きな子でも出来たのかと千空に尋ねます。
大樹は、杠に告白する為に以前千空が科学室で作ってくれたものと同じ臭いだと言います。
そして入手した石油は問題なく、千空達はボートで海へと繰り出します。
周りが全部海という状況が初めてなので、クロムは感動します。
広大な海で正確な座標を知るために、次はGPSを作ると千空は言い出します。
千空はGPSを作る方法として、人工衛星の代わりに地上の灯台から強力な電波を飛ばすと言います。
千空達はさっそく水車の力で電波を飛ばし、アンテナで電波をキャッチし方角と強度で距離を換算しようとします。
しかし千空達の放つ電波に被せて、突如別のところからモールス信号が送られてきます。
モールス信号のメッセージとは「WHY(何故)」というものでした。
Dr.STONE|95話ネタバレ感想&96話の期待・考察
イノシシが調理される前に駆け付ける事が出来た千空達は、とんとん拍子で石油を発見する事が出来ました。
あっという間に見付ける事が出来たのも、スイカのコミュニケーション能力のお陰です。
オイルチェックの為に、簡単にモーターボートを作る千空にも驚かされました。
しかし今回一番驚いたところは、ストーンワールドに別の人間が存在しているという事です。
その相手も相当な科学技術を持っているようでメッセージもあまり友好的とは思えないので、今後千空達の脅威となるのではないでしょうか。
ひょっとすると航海した先で、遭遇するかもしれません。
【Dr.STONE】第94話 黒い宝石の香り のネタバレあらすじ
千空と龍水は、気球に乗って大量の航空写真を撮影しています。
冬が来ると雪で埋まってしまうので、冬が来る前に100億枚撮ると千空は意気込みます。
季節は秋になり、油田は見つかっていませんが皆の頑張りで小麦が大量に実りました。
しかし皆は仕事が増えて疲れてきているので、千空はフランソワにタンパク質で保存の利く高級グルメをお願いします。
するとフランソワは食材の情報を得るために航空写真を見て「黒トリュフの牡丹肉リエット」を作ると言い出します。
まずはスイカの指導の下、大量のイノシシを捕まえてきて家畜にします。
次はトリュフを探そうとコハクが航空写真から黒いものを探していると、キノコではなく相良油田を発見します。
相良油田の目安は分かりましたがピンボケしていて正確な位置が分からないので、ここからは人海戦術で探そうと千空達は飛び出して行きます。
残されたフランソワはイノシシの鼻を使ってトリュフを探す事にしますが、トリュフを見付けてもイノシシが食べてしまいます。
その様子を見ていたスイカが犬のチョークで捜索すると、またもやトリュフは見付かり無事に入手する事が出来ました。
一方の千空達はなかなか発見出来ずにいましたが、千空が相良油田は昔油田で泥浴びしていたイノシシ見付かった事により発見されたという経緯を思い出します。
急いでイノシシの元へと戻った千空達でしたが、丁度フランソワがイノシシを煮込もうとしていたのでした。
【Dr.STONE】第94話 黒い宝石の香り の感想・考察&95話の期待
フランソワの作る料理のタンパク源としてイノシシが登場しましたが、他の動物ではなくイノシシが選ばれた事には深い理由がありました。
トリュフの捜索や油田のヒントにもなっている動物だったとは、大変驚きました。
いつもどうやって開拓していくのだろうと不思議に思いますが、非常に考えられた作品で感嘆します。
少しずつ進んできた油田探しですが、ようやく次回には場所の特定まで出来そうな展開です。
また有能なフランソワの活躍で、高級グルメを食べて皆も元気になる事でしょう。
そして出発も近いと思われるので、次回は大量の保存食が作られるのではないでしょうか。
【Dr.STONE】第93話 一枚目はあなたに のネタバレあらすじ
材料さえあればパンは簡単に作れると、フランソワは言います。
説明しながら作られたパンを食べ、最高かよと喜ぶ皆でしたが、そこに携帯電話から待ったがかかりました。
交換条件を自分は忘れていないと釘を刺す南に、千空は作れなくもないが、細かい細工が必要なので、職人のカセキが欲しいと言います。
高齢のカセキを石神村に呼びつけるのは酷ではないかと、心配するコハクに笑って礼を言ったカセキでしたが、千空たちと別れてからどれだけ経ったと思っているのかと問い、職人をなめちゃダメだと自信満々に告げました。
それからほどなくして、南が運転するWピストンで坂も登れるようになった、スチームゴリラⅡに乗って現れたカセキは、スーツとサングラスといういでたちで、千空たちの度肝を抜きます。
それでわざわざ自分を呼んで、今から何を作らせようというのかと問う彼に、千空が耳打ちした瞬間、興奮してしまったカセキの筋肉が膨張し、せっかくのスーツが弾け飛んでしまいました。
「服――――!!!」
皆の悲鳴が上がります。
カセキに工作を任せた千空は、クロムと鏡を作りました。
南がこれを欲しがっていたのかと意外そうな右京に、この鏡はフィルムだと千空は言います。
彼はカセキの作った本体に鏡を入れて蓋をし、穴から塩水を流し込んで捨てると、それを南に差し出しました。
「ダゲレオタイプ。人類史上最古のカメラだ……!!!」
数千年ぶりにようやく取り戻した商売道具を抱きしめ、彼女は泣きます。
礼を言ってこの一台で、自分が新世界の記録を撮ると誓う南に、撮れ撮れ俺らも撮んぞ気球からと言いながら、大量のカメラを運んでくる千空を見て、思わずゲンが叫びました。
「多!!」
指を鳴らす龍水の、航空写真で探査するのかという言葉に頷く千空に、せめて記念の一枚目だけは自分に取らせてと、南が泣きながら叫び、皆はもっともな意見だと彼女に同情します。
その写真のモデル権を買い取ると笑う龍水は、どうして世界で最初の一枚が龍水なのかと憤る彼女に、なにを言っているのだと言い、科学文明の記録なのだから、モデルは千空に決まっているだろうと答えました。
フランソワは彼を誤解しているようだと言い、龍水の欲深さは自分以外をも輝かせて、それすらもすべて手に入れたがるほどなのだと説明します。
そしてこんなこともあろうかとと、フランソワはカセキに頼んで持ってきてもらった服を、次々に千空に着せていきました。
辟易した千空が撮りたければ勝手に撮れと、服を散らかしながら気球にとりつき、南はせめてなにかポーズをとれと要求します。
コハクと右京が千空のポーズなど想像がつかないと言い、ならばとフランソワがした提案に、南はそれと千空を指差しました。
空に上がった千空と龍水が航空写真を撮ろうと試みている間、地上では千空の写真を皆で見ており、クロムがなんだこのポーズはと尋ねると、南が笑いながら現代人しか知らないかもと答えます。
「世界一有名な、科学者のポーズ――――」
写真の中では千空が、カメラに向かって思い切り舌を出していました。
【Dr.STONE】第93話 一枚目はあなたに の感想・考察&94話の期待
フランソワの作る美味しそうなパンを見て、わたしもパンが食べたくなりました。(小並感)
しかし今回の見所は、なんと言っても南の運転で駆けつける、進化したスチームゴリラⅡと、渋いスーツ姿のカセキで間違いないと思います。
九分九厘までオチがわかっていながら、それでも服が破れた瞬間に吹き出してしまう読者は、わたしも含めてすでに訓練済みと言っても差し支えないでしょう。
虎の子の復活液と引き換えに、南が欲しがったものを知り、多くの読者がなるほどと納得したのではないでしょうか?
彼女の職業を考えればない方が不自然なくらいでしたが、登場時から持っていなかったこともあり、完全に失念していました。
しかしようやく念願のカメラを手に入れたというのに、数秒後には量産品であることを知らされて、感動を台無しにされた彼女は泣いていいと思います。
一枚目の写真は、アインシュタインと同じポーズをする千空に決まりました。
この龍水の粋な計らいには、全員が納得したことでしょう。
次はなにを作るのか、気になる94話が楽しみで仕方ありません。
【Dr.STONE】第92話 欲しい=正義 のネタバレあらすじ
まともなパンを作る為に、龍水はシャフを復活させようと言います。
千空は復活液は残っていないので、一から作るには何カ月もかかると説明します。
龍水は女記者”北東西 南”が復活液を隠し持っているのではないかと考え、話をしに行きます。
恍けている南に、幻が千空なら南の欲しい物を作れると吹っ掛けます。
幻の話に釣られた南は復活液を隠し持っていた事を白状し、龍水の執事兼シェフであるフランソワを復活させる為に小島へと向かいます。
最後の復活液で復活したフランソワは、早々に凄い勢いで千空と龍水の元へと向かいます。
千空と龍水と合流したフランソワは、さっそく以前千空達が焼いたパンを確認します。
あまりに酷い出来に驚いたフランソワでしたが、すぐさま10か月保存可能な”ヤギの恵みのシュトーレン”の調理に取り掛かります。
野生のヤギを捕まえてヤギの乳からバターを作ります。
続いて乾燥させたフルーツをアルコール漬けにしたものを生地に練り込みます。
そして千空が上火と下火で温度調節が出来るように設計した釜に火を入れ、更に水蒸気で釜の内部の温度を上げます。
千空の科学の力を目の当たりにしたフランソワは、龍水に新世界を制する為には千空が絶対に必要だと言います。
フランソワの技術と千空の科学の力により完成したパンは現代の有名パン屋でも遜色ないレベルに仕上がり、皆はその出来栄えに感動しました。
【Dr.STONE】第92話 欲しい=正義 の感想・考察&93話の期待
前回からシェフが必要だという話は出ていましたが、まさかフランソワを復活出来るとは思っていませんでした。
南が復活液を隠し持っていると気付くなんて、やはり龍水はなかなかの切れ者です。
そして女記者の名前がついに明らかとなりましたが、頭文字でNEWSとは洒落ています。
また復活したフランソワの有能さにも驚かされました。
この様子だと今後フランソワを中心に、食文化が進化していくのではないでしょうか。
パン以外にも干物などの保存食をどんどん作ってくれると思われます。
もしかすると千空の科学の力も使って、缶詰も完成するかもしれません。
【Dr.STONE】第91話 パンがなければ麦から作ればいいじゃない のネタバレあらすじ
長距離の航海には乾パンという保存食が必須だと言う千空に、右京が村の近くで農耕するのかと尋ねると、彼は水はけも厳しいし山間部過ぎるので、関東平野がいいだろうと答えました。
修復した石像を見て、これは自分の父親だと涙を流す男を見ていた大樹が、石像もだいぶたまってきたなと言うと、銀狼が組み立てるだけで復活させないからだと呟きます。
食料の問題があるから、みだりに復活させるわけにもいかないとニッキーが言い、作業しながら杠も、断面が古くなると修復できなくなるので、本当は急がなければいけないのだけどと述べます。
食料かと眉根を寄せ、自分がもっと頑張って集めることができればと、大樹が自らの無力さを嘆いた時でした。
戻ってきたコハクが、自分たちはこれから農業を始めると宣言し、太寿たちが表情を輝かせます。
そして千空がゴリラと評した太寿たちが、その怪力を発揮して大地を耕し始めました。
しかし厳しい暑さにあっさりと陽がへばり、マグマも座り込んで水を煽ります。
そんな中少しでも日差し避けになればと、杠が麦わら帽子を差し出すのを見て、ゲンが大騒ぎし始めました。
「ゴイス~~~じゃない杠ちゃ――――ん! これって食糧リーダーの王冠!?」
冷や汗を浮かべて、そんなことぜんぜん言ってなと言いかける彼女を遮り、彼が捲し立て続けます。
科学王の千空も、航海王の龍水も、石油を探しにどこかに行ってしまったからなーと聞こえよがしに言い、皆が従うリーダーは誰なのかと煽った後、ゲンは麦わら帽子を掲げて叫びました。
「当然食糧王。つまり麦畑づくり一番の人だよね~~~そりゃあ♬」
(ワァアオ。それね。そういうやつね。いるかな~~そんなのではりきる人。うん、いたかも。2人くらい)
察した杠の予想を裏切ることなく、マグマと陽が叫び声を上げながら、自らの畑こそが一番だとばかりに競争を始めます。
夜になっても畑を耕し続ける大樹に、休まないのも陽たちとは別の意味で問題だとニッキーが苦言を呈しますが、大樹は礼を言いながらも、その手を休めることはありませんでした。
彼の姿を見守りながら杠が嬉しそうだと呟き、ゲンが体力無限で地道な大樹に、農業は適し過ぎだよね答えますが、彼女は頷きつつも暗にそれだけではないと答えます。
もしも小さい頃に亡くなった両親を蘇らせられるのなら、自分はどんなことだってするが無理だと、自分の父親の石像を見て涙を流していた男の姿を思い出しながら、大樹は呟きました。
(だから皆の家族だけは、必ず救う!!)
その決意を胸に、種を握りしめた彼は言います。
「食料を山ほど作り出して、世界中を蘇らせる。この小さな種があればできる!! 麦とパンこそが、俺たちのスタートなんだ……!!!」
それを聞く三人の顔には、知らず笑みが浮かんでいたのでした。
その後、大樹の畑を埋め尽くさんばかりに増えた小麦を見て、ストーンワールドの人々が驚きの声を上げます。
対照的に陽とマグマの畑の小麦は、お世辞にもあまり発育が良いとは言えず、二人がどうして大樹の方だけでかいのかと不思議がっていると、こっちにも植えていたことに気づかなかったと、謝罪しながら大樹が駆け寄ってきました。
彼が昔千空に聞いたのだと差し出したのは、袋に入った貝殻の粉末。
千空の指示で畑の状態を調べた彼らは、マグマや陽の土は酸性で、大樹の畑だけが石灰で中和されて、アルカリ性になっていることを知ります。
小麦は酸性の土では育たないと笑う千空の判定で、勝者の大樹が食糧王に決まり、彼らは小麦畑を手に入れました。
ところがストーンワールド初の石窯焼きのパンは、真っ黒に焦げて炭化しており、それすらうまいと食べるストーンワールドの人々を尻目に、現代組の面々は愕然とした顔になります。
試しに食べた千空と龍水が崩れ落ち、現代人は舌が肥えすぎていて、マズさが原因で飢え死にすることがあるらしいと、自衛隊の演習で聞いた右京が呟きました。
このままではまずいと、危機感を覚えた千空と龍水は叫びます。
「「プロのシェフを叩き起こす!!」」
【Dr.STONE】第91話 の感想・考察&92話の期待
今回はタイトルもパンで表現されており、また妙なところにこだわるなと、わたしは感心と呆れ半々な気持ちになりました。
一体何人がこのことに気づくのだろうと。
ストーンワールドで真っ先にブリオッシュをあげる龍水には、千空でなくとも呆れたくなります。
パンがなければブリオッシュを食べればいいじゃない、とでも言いたいのでしょうか?
今回は子供のころに両親を亡くした、大樹の家族への想いというものが、メインとして描かれていたように思います。
そんな農業にSクラスの適性を持つ大樹に、食糧王はうってつけの役職? 称号? ではないでしょうか?
ところが、せっかく小麦ができても、パンをうまく焼ける人間がいないというオチには、さすがに半笑いになってしまいました。
キャラクターが曲者揃いなこのマンガのことなので、一体どんなシェフが復活するのか、92話も楽しみです。
【Dr.STONE】第90話 NEW WORLD MAP のネタバレあらすじ
空から訪れた千空たち三人を、石神村にいる人々が出迎えます。
指を鳴らしながら、美女たちのもてなしに感謝すると言う龍水に、婦人たちがいやだあ、アタシらに美女だってよと笑いさざめきました。
飯が豪華すぎると驚くクロムに、礁が千空の凱旋の宴だからと答え、過去に味わった高級料理を想像した龍水でしたが、盛り付けられた焼き魚尽くしの料理の数々に、呆然と立ち尽くします。
村に残った者たちを守るジャスパーとターコイズに、食事の合間を縫って千空が近況を尋ねると、二人は戦闘など一度も起きず、狩れる肉すらなかったために、ここ数か月は毎食魚だったと答えました。
それを聞いた龍水に、自分たちはいつまで村で過ごすのかと問われた千空は、石油が見つかるまでだから一年か二年かと返事します。
魚尽くしになど耐え切れないと、冷や汗を垂らす龍水は食料も見つけると言い、五回も絶対にと繰り返しました。
右京が呆れながらも、こういった世界では欲張りも悪いことではないと言い、千空もニヤニヤ笑いながら実にありがたいと肯定したうえで、バリバリ頼むぜパイロットと激励します。
無事に修復を済ませ、再び空に浮かんだ気球の上で、コハクが目を輝かせながら歓声をあげました。
そんな彼女に、いつまでもガキみたいにはしゃいでないで、とっとと働け雌ライオンと千空が声をかけ、コハクははしゃいでいないし雌ライオンじゃないと、赤面しながら否定します。
その時携帯電話からクロムの声が聞こえ、自分だってもっと乗りたかったが、コハクの11.0ある視力に期待して交代したのだと訴えました。
石油は空から見つけられるのかというコハクの問いに、千空は可能性はなくもないが運頼みは科学ではないと言い、地上チームと密に連絡を取りつつ、地道に地形を計測しながら相良油田に迫るのだと答えます。
「俺らはこの目で、新世界のワールドマップを作るんだよ……!!!」
コハクがまず見つけたのは杉林で、建築材の宝庫でした。
次に龍水が船乗りの勘で、動いている野生化したヤギの群れに気づき、はぐれた一匹を右京が弓矢で仕留めます。
そうした彼らの努力で、旧司帝国と石神村の周辺の情報が、新しいワールドマップに記されました。
老人たちがそれを見て驚き、龍水が骨付き肉をかじりながら、食料マップを作れば、今後は魚だけなどという無粋な食事とはと言いかけて、言葉を詰まらせます。
あるみが肉を見ながら、科学は本当に素敵だと、これがあればこの先誰も飢えて死なずに済むのかもしれないと、涙を流していたからでした。
翌日気球から石神村を見下ろしながら龍水が、彼ら人類の生き残りがこれ以上増えなかった理由は、食料問題だろうと問います。
コハクは自分が生まれる前、村は今よりも大きかったが、不漁の年にターコイズの家族たちも含め、大勢が亡くなったのだと聞いたと答えました。
狩猟には限界があるため、さらに増えたければ農耕しかないと千空が断言し、自分は世界一欲張りな男だから、美女たちの涙を見たくないと言う龍水が、空から種を見つけ出して農耕を始めると宣言します。
そうすれば食糧市場が誕生して、ドラゴが火を噴くからなと、千空が龍水の魂胆を見抜くと、彼は気づいていたかと悪びれもせず笑いました。
その後クロムの背中で携帯電話が鳴り、沿岸部に黄色い猫じゃらしが生えているというコハクの指示に従い、二人はそちらに足を向けます。
それを空から見下ろしながら、お前が吠えなくても、地球の裏まで積める軽くて長持ちの飯が大量に要るのだと、千空は言いました。
ヤギの群れがいるほど肥えた一帯なのだから、潮風にも負けない根性ある麦が自生している場所など、空から探せばすぐに見つかるに決まっていると。
「小麦。パン作りか――――!!」
気球の上で龍水が目を見開き、一面に生えた小麦を指差しながら、右京が言いました。
「ここから先は、食料を育てて創り出すんだ。人類の手で…………!!!」
【Dr.STONE】第90話 NEW WORLD MAP の感想・考察&91話の期待
空から帰還した千空たちに、村人たちが歓声をあげますが、それに見合うだけの命懸けの冒険をしてきているだけに、凱旋というのも間違ってはいないと、わたしは思いました。
食糧が潤沢にあるはずもないストーンワールドなので、魚尽くしでご馳走と呼ぶまではいいとしても、さすがに焼き魚のデザートと焼き魚のなんかには、なんかってなにと突っ込まずにはいられません。
デザートの意味はご存じなのでしょうか?
危機感を覚えた龍水が食料を探そうと訴え、遅かれ早かれ着手するつもりだったらしい千空もこれを受け入れ、村の周辺を空から探索することが決定します。
バスケット部分ではなく、下にぶら下がるコハクには、わたしは自分のことでもないのに恐怖を感じます。
危ないから戻りなさいと。
そんな彼女を雌ライオン呼ばわりする千空でしたが、わたしはライオンというより、モンキーではないかと思いました。
その後村に戻った千空たちは、アルミの涙で石神村が過去に不漁で、多くの餓死者を出していたことを知り、食料問題の解決に乗り出すことを決意します。
小麦を発見した時には、ついにパン作りが始まるのかと、わたしもわくわくしました。
見つけた小麦をどう育てるのか、気になる91話も首を長くして待ちたいと思います。
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